【2023年】初心者エンジニアに人気のプログラミング言語TOP10
フリーランスのエンジニアとして活躍を続けるには、その時代に求められるスキルを習得することが重要になります。
他の言語を習得することでスキルアップを図りたいと考えているエンジニアの方の中には、多くの言語の中からどれを習得したらよいか悩んでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、特にエンジニア初心者の方に向けて、習得をおすすめする人気のプログラミング言語についてご紹介します。
目次
初心者エンジニアにおすすめ!人気のプログラミング言語TOP10
それでは、初心者エンジニアにおすすめのプログラミング言語を10個、将来性なども交えて見ていきましょう。
(1)Python
1991年に登場して以降、バージョンアップを重ね、今では世界的に最も注目される言語と言ってもよい汎用プログラミング言語がPythonです。
その文法のシンプルさが特徴で、読みやすく書きやすいコードであるため未経験や初心者の方も学習しやすく、難易度もそれほど高くない言語と言えるでしょう。
その汎用性の高さから様々な分野で採用されている言語で、近年広がりを見せる人工知能分野の開発においても注目を集めているため、今後の将来性にも期待できますね。
(2)C
1972年に開発された歴史の古い言語である C は、現在も根強い人気を誇っています。
Cの特徴は、コンパイル方式を採用しており、軽量で処理速度が速いということです。
汎用性も高いためソフトウェア開発からOS開発、またロボットや家電などの組み込みソフトの開発などにも利用されており、IoTが注目を浴びている現代での需要も高くあります。
汎用性が高いために覚えることも多く、読みやすい構文ではないことから難易度は高くなっていますが、習得すれば幅広い業務に役立てられるでしょう。
(3)PHP
オープンソースの汎用スプリクト言語であるPHPは、HTMLにコードを埋め込んで使用できるという特徴から、動的なWebページの作成においてサーバーサイドの開発に欠かせない言語です。
世界的なSNSである「facebook」や大手グルメサイトの「ぐるなび」などの制作にも使用される人気の言語で、可読性の高さから習得難易度も低いため初心者におすすめですね。
日本でもPHPの開発案件は多く、習得すればフリーランスとして受託開発がしやすくなるでしょう。
(4)Java
汎用プログラミング言語であるJavaは、Androidアプリ開発からWebサービス、大規模システムまで幅広く利用される非常に人気の言語です。
セキュリティの安定性などが特徴で、業務系システムでも利用されるJavaは、案件数も豊富にあるため習得しておくとフリーランスなど転職の面でも有利になるでしょう。
しかし初心者が独学で学ぶには難易度が高いものであるため、学習にはスクールなどの利用も考えてみるとよいかもしれません。
(5)Go
2009年にGoogleによって開発された比較的新しい言語であるGoは、プログラマーの生産性を向上させることに主眼をおいて開発されたシンプルなコードと安定性の高さが特徴です。
Webアプリやスマホアプリ開発などに利用されており、その軽量さから大規模なシステムの開発にも向いているため、徐々に人気を博しており将来性も高いと言えるでしょう。
難易度もそれほど高くない上に新しい言語であるためエンジニアの数がまだ少なく、需要の拡大が期待できます。
(6)Swift
Apple社が自社OSのアプリケーション開発言語として2014年にリリースしたSwiftは、iPhone向けアプリの開発はもちろん、Webアプリ開発にも利用されます。
読みやすくシンプルなコードが特徴であるため比較的難易度も低く、初心者にも学習しやすい言語であると言えるでしょう。
特にiPhone向けのアプリ開発に興味がある方にとっては欠かせない言語となっています。
(7)C#
Microsoft社によって開発された歴史の古いプログラミング言語であるC#はWebアプリやスマホアプリ開発にも広く利用されていますが、近年注目を浴びているのはゲーム開発エンジンとして高いシェアを誇る「Unity」でのゲーム開発に採用されていることです。
VRやARなど最新技術に関するUnityでの開発にも利用されており、今後も需要は高くあるでしょう。
初心者にとってはやや難易度の高い言語ではありますが、
ゲーム開発に興味がある方はぜひ習得しておきたいですね。
(8)Ruby
1995年にまつもとゆきひろ氏によって発表されたオブジェクト指向のスクリプト言語であるRubyは、大手レシピサイト「クックパッド」など、特に日本のWebサービス開発において人気を博しています。
シンプルなコードが特徴であることから学習難易度も高くなく、初心者におすすめできる言語です。
日本由来の言語であるため他の言語と比較して日本語の情報やサポートが多いことも習得のメリットと言えますね。
(9)JavaScript
HTML/CSSとともに動的なWebサイト制作に欠かせないのが、JavaScriptという言語です。
実行環境である「Node.js」を活用してサーバーサイドでも動作できるため汎用性も高く、需要のある言語になっています。
複雑な環境構築がいらないため学習を始めやすく、幅広い業務で利用できるため初心者にもおすすめですね。
(10)Kotlin
Googleが発表するAndroidアプリ開発の推奨言語であるKotlinは、同アプリ開発の場で非常に人気のオープンソース言語となっています。
同じくAndroidアプリ開発で用いられるJavaとの互換性も高く、今後移行案件などで需要が増加することも考えられます。
シンプルなコードでJavaよりも学習難易度は低いため、Androidアプリ開発に興味のある初心者の方はぜひ習得を目指しましょう。
プログラミング言語を選ぶポイント
上記で紹介したおすすめの言語以外にもプログラミング言語にはさまざまな種類があり、すべての言語を習得するというのは困難です。
そのため、エンジニアとして活躍するには習得したいプログラミング言語を絞って勉強することが重要になってきます。
では、習得するプログラミング言語はどのような観点で選べば良いのでしょうか。
プログラミング言語習得の目的
数あるプログラミング言語から自分に合ったものを選ぶには、まず自分が言語を習得する目的から考えましょう。
習得する言語は主に自分が作りたいものに必要なものから決めることになりますが、その作りたいものをイメージするには、プログラミング言語を学ぶ目的をしっかり明確にすることが大切なポイントとなるのです。
例えば何かを作りたい、幅広い仕事がしたい、年収を高めたい、安定した収入がほしい、自由なライフスタイルを実現したいなどといった、それぞれが持つ大まかな目的をさらに掘り下げていくのが良いでしょう。
自分の本当の目的が明確になれば、それを叶えるために必要な言語を選んでいくことができます。
学習のしやすさ
初心者であれば特に、学習のしやすさで選択するのも大切ですね。
プログラミング言語は専門性が高く、どの言語でも挫折してしまいやすいと言われています。
シンプルなコードである言語を選ぶ、学習に着手しやすいものを選ぶなど、まずは学びやすい言語から習得していくのが良いでしょう。
案件の豊富さ
言語を習得したいという方は、エンジニアへの転職や副業、さらにはキャリアアップや独立などを考えている方も多いでしょう。
そういった際に需要が高く案件が豊富な言語を習得していれば、転職の際や案件獲得においても応募できる母数が多く、有利になりますね。
将来性の高さ
今後エンジニアとして習得した言語を活かして長く活躍するには、将来性の高い言語を選ぶことも重要です。
IT業界は進歩が速く、トレンドの移り変わりも激しい業界です。
現代であればAIやビッグデータといった先端分野に関連する言語を選ぶなど、今後の需要があるかどうかも考慮して選びたいポイントです。
プログラミング言語の学習方法
プログラミング言語を学習するには、次のような様々な方法があります。
Web・書籍
特に人気の言語では、学習のための書籍やWeb上のテキストも豊富にあります。
それらを活用すれば、プログラミング未経験者でも独学で習得することも不可能ではありません。
参考書やテキストを選ぶ際には古い情報がきちんと更新されているものかどうか、また自身のレベルに合っているかどうか注意して自分に合ったものを選びましょう。
IT業界に関連するWebニュースを見るだけでも、注目されている言語の勉強になることもありますよ。
プログラミングスクール
IT化が加速している現代では、プログラミングを学習することができるスクールも増加しています。
費用はかかってしまいますが、特にプログラミング初心者にとっては、専門知識が豊富なプロの講師から学ぶことができるスクールは効率的に学習しやすいためおすすめですね。
プログラミングスクールを探す際にはインターネット上の情報だけを鵜呑みにするのではなく、自分自身でスクールの体験コースを受講してみるなど、自分に合ったスクールを見つけることも重要です。
まとめ
今回の記事では、初心者におすすめのプログラミング言語と言語選びのポイントなどを詳しくご紹介しました。
エンジニアとしての転職や独立など、今後もキャリアアップして活躍していくためには、その時代に合わせたスキルを身につけることも重要になります。
ぜひここで紹介した将来性のあるプログラミング言語を参考に、言語の習得を目指してみてくださいね。