Javaを活かせる仕事には何がある?その業務内容や未経験からなる方法も

プログラミング言語の中でも人気が高く、メジャーな言語でもあるJava。
需要の高い人気言語でもあるため、Javaを身に着けているという方も、今後Javaを身に着けたいと考えている方も多くいるでしょう。
それでは、そんなJavaのスキルはどんな仕事に活かせるのでしょうか。
今回はJavaを活かすことができる職種や業務内容とともに、未経験からなる方法もご紹介したいと思います。
目次
Javaを活かせる仕事とは?

C言語をベースに開発されたプログラミング言語で、C++、PythonとともにGoogleの三大言語のひとつにも数えられるなど、高い人気を誇る言語のひとつであるJava。
JVM(Java仮想マシン)が動作する環境であれば環境に依存せず実行できることが特徴で、様々な開発の場で活用されています。
そんなJavaを活かして業務を行うエンジニアのことを、「Javaエンジニア」と呼びます。
Javaを用いたシステムやアプリケーションの設計開発などを行うエンジニアで、どんなものを扱っているかは、その企業・案件によって異なるでしょう。
Javaエンジニアについては、こちらの記事もご覧ください。
(内部リンク:https://www.engineer-route.com/column/9282/)
Javaを扱うエンジニアの主な業務内容
一口にJavaエンジニアと言っても、Javaは汎用性が高く、どんな開発分野の開発を行っているかはそれぞれ異なります。
Javaエンジニアが主な業務内容としている開発内容は、主に次のようなシステムです。
Web開発
まずは、Web開発です。
Web開発用のフレームワークも充実しており、効率的な開発が行えるでしょう。
ECサイトの構築や予約管理のシステムなど様々なWeb開発の場面で用いられており、Amazonや楽天、X(旧Twitter)のようなSNSなど、著名なサービスの多くがJavaで作成されています。
アプリケーション開発
Javaは、Webだけでなくスマートフォンアプリケーション開発にも役立てられています。
特にAndroidアプリの開発は需要も非常に高いでしょう。
アプリケーション開発を含め、Web開発ではユーザーが目にする「フロントエンド」とサーバー側での処理を行う「バックエンド」に分かれますが、Javaはどちらでも活用されるため、習得しておいて損はありません。
業務システム開発
業務システムとは、企業が業務に活用することを目的とした様々なシステムです。
例えば、勤怠管理や人材管理、在庫や販売管理に用いられるシステムなどですね。
バックオフィス業務や製造分野、販売業、マーケティングなど「業務」と呼ばれるものの範囲は広いため、特定の分野などに特化したエンジニアもいるでしょう。
Javaが人気である理由のひとつに、その処理速度の速さとセキュリティ性能の高さがあります。
それにより給与計算のような複雑な処理も可能になり、企業の大規模なシステム開発に用いられるのです。
組み込み開発
組み込みシステムとは、機械に組み込まれたコンピュータの制御を可能にするシステムです。
Javaは家電や自動車、産業機械などに組み込まれる組み込みシステムの開発にも用いられることがあります。
組み込み開発ではメインはC言語やC++などの言語が活かされますが、開発効率の高さから近年ではJavaの使用も増加しています。
Javaを活かした仕事で求められるスキル
Javaエンジニアと呼ばれるエンジニアになり、Javaのスキルを活かしてご紹介したような様々なシステム開発を行うためには、いくつかのスキルが求められます。
オブジェクト指向への理解
Javaの大きな特徴として、オブジェクト指向であることがあります。
オブジェクト指向とはデータや処理をオブジェクトと呼ばれる単位でまとめる考え方のひとつで、Javaを理解するためにはオブジェクト指向への理解も欠かせないでしょう。
Javaフレームワークのスキル
フレームワークとは、Webアプリ開発やシステム開発において、開発を効率的に行えるよう必要な機能をまとめた枠組みのことを指します。
Javaには、様々なフレームワークが存在しています。
業務内容に合わせて各フレームワークについて理解しておくことで、より効率的に開発を行うことができるでしょう。
データベースのスキル
Javaエンジニアのプログラムは、データベースで管理されていることも多く、データベースとの連携が必要になります。
そのため、データベースの知識・スキルは欠かせないでしょう。
データベース処理用の言語、SQLについても学んでおきましょう。
未経験からJavaを活かせるエンジニアになるには?

ご紹介したように、Javaは汎用性が高く、様々な開発現場で活かすことができます。
Javaに興味が湧いたという方も多いのではないかと思いますが、未経験からJavaエンジニアなどを目指すにはどうしたらいいのでしょうか。
未経験からJavaエンジニアになる方法として主に挙げられるのは、
- まずスキルを身に着けてから転職する
- 未経験OKの企業に飛び込み、働きながらスキルを身に着ける
という2つの方法です。
中には未経験OKの企業もあり、研修などを行いながら必要なスキルを学ぶことができますが、そういった企業でも基礎的な知識は求められることが多いため、完全に未経験・知識なし、といった状態では難しいと考えておきましょう。
基礎知識や必要スキルをある程度身に着けてから転職したいという方は、プログラミングスクールなどを利用するのがおすすめです。
また、独学で学びたいという方にとっても、Javaはメジャーな言語である分学習に利用できるWebサイトが多く存在するため、学びやすい言語だと言えるでしょう。
Javaのおすすめ資格
Javaを学ぶための目標としてや、転職の際のスキルの証明にも、資格取得を目指すのはおすすめです。
特におすすめなJavaに関する資格には、以下のようなものがあります。
◯Javaプログラミング能力認定試験
Javaについての知識・スキルを認定する民間資格です。
サーティファイ情報処理能力認定委員会が運営しており、3級・2級・1級の3つの難易度があり、1級試験では実技試験も用いられます。
◯Oracle Certified Java Programmer
こちらは、オラクル社が主催するJavaの認定資格です。
Javaのスキルやオブジェクト指向への理解があるのかどうかを問われる資格で、取得すればJavaのスキルをアピールできます。
試験は、Bronze、Associate、Professionalの3段階の難易度に分かれています。
まとめ
今回の記事では、人気のプログラミング言語Javaについて、Javaが活かせる業務内容や必要スキル、未経験から目指すための方法まで詳しくご紹介しました。
Javaは汎用性が高く現在も様々な開発の場で用いられている言語であり、活用の幅も広いため、身に着けておいて損はありません。
未経験からでもスキルを身につければ、転職することも夢ではないでしょう。
本記事を参考に、ぜひ必要スキルを学んでみてはいかがでしょうか。