アプリ開発で副業はできる?アプリケーションエンジニアの副業事情!

アプリ開発を業務としているアプリケーションエンジニアとして働く方の中には、「アプリ開発のスキルを活かして副業がしてみたい!」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
働き方の多様化やリモートワークの普及などもあり、近年ではエンジニアでも副業をする人も多くいます。
そこで今回は、アプリケーションエンジニアの副業について、業務の内容や単価、またメリットや必要なスキルまで、副業事情をご紹介していきます。
目次
アプリケーションエンジニアとは?
アプリケーションエンジニアとは、その名の通り設計や実際のプログラミング業務、テストや保守など、アプリケーションの開発に携わるエンジニアのことを指します。
アプリケーションと一口に言っても、
- スマートフォンアプリ
- ブラウザ上で使用できるWebアプリ
- 企業が業務に活用する業務系アプリ
など、その種類は様々です。
開発するアプリによって必要とされるスキルが異なることもあるため、副業でアプリ開発を行う場合でも、自身の専門とするアプリや持っているスキルによって案件の内容には多少違いが出るでしょう。
アプリケーションエンジニアが副業をするメリット
近年、副業をするエンジニアも増加していますが、アプリケーションエンジニアもそのスキルを活かして副業をすることで、次のような様々なメリットが得られるでしょう。
収入アップにつながる |
スキルアップにつながり、その後のキャリアにも活かせる |
フリーランスとして独立するための準備になる |
収入をアップすることを目的に副業を始める方は多いと思いますが、副業は収入だけでなく、普段の業務よりも幅広い案件にチャレンジしやすく、経験を積むことでスキルアップ・キャリアアップにも大きく役立ちます。
特に、後にフリーランスとして独立することを目指している方にとって、副業で案件を請け負った経験は有利に働きます。
アプリケーションエンジニアの副業案件の動向
それでは、ここからはアプリケーションエンジニアの副業案件の内容や単価相場など、実際の動向を見ていきましょう。
業務内容
アプリケーションエンジニアとして副業を行う場合、その業務内容はもちろんアプリケーションに携わるものになります。
スマホアプリ・Webアプリといった様々なアプリの開発に携わるものや、既存のアプリの仕様変更などもありますね。
また、副業でアプリ開発を行い報酬を得るためにはクライアントから開発を請け負う形の「受託開発」が基本となりますが、自ら個人でアプリを1から開発し、配布するといった「個人開発」というパターンもあります。
個人開発は納期などがあるわけではないためマイペースに開発を行うことはできますが、そのアプリがヒットしなければ収益化できるとは限らず、一定の報酬を得られるという訳ではないため、「副業」として収入や経験を得たいという方は、やはり受託開発など、クライアントから案件を受けるのが良いでしょう。
需要・単価相場
スマホなどの端末の普及やDXの推進などもあり、アプリケーションに関わるエンジニア案件は現在も非常に多くの案件数があります。
副業としても、その需要は高いと言えるでしょう。
気になる案件ごとの単価相場ですが、受託開発では月単価よりも1本いくらといった形で支払われることが多くなっており、副業での稼働となる個人に依頼があるような案件では、1本あたり30万円ほどが相場となります。
中には開発以外の改修や仕様変更といった保守案件もあり、そういったものは1案件で5〜10万円ほどの案件が多くなりますね。
将来性
前述したようにスマホの普及やDXの推進もあり、今後も業務アプリやスマホアプリなど、様々なアプリケーションの需要は高く、アプリケーションエンジニアの将来性も高いと言えるでしょう。
さらに、IT化が進む中でエンジニアの人材は不足しているとされており、アプリ開発においても人材不足から副業でも案件を受託できるスキルを持つようなアプリケーションエンジニアの市場価値は、今後も高まることが予想されます。
もちろん副業案件を獲得し、高収入を得るには高いスキルが求められますので、より需要の高いアプリケーションエンジニアになるためにもスキルや経験は磨いていきましょう。
アプリケーションエンジニアの副業で求められるスキル
副業で案件を受けるためには、クライアントの求める開発が行えるだけのスキルは欠かせません。
主にアプリケーションエンジニアに求められるのは、次のようなスキルです。
プログラミング言語のスキル
まず欠かせないのが、開発に用いるプログラミング言語のスキルです。
使用するプログラミング言語は、開発するアプリの種類によって異なります。
例えば、
- Webアプリ開発ではJavaやRuby、Pythonなどのバックエンド言語とHTML/CSS、JavaScriptなどのフロントエンド言語
- スマホアプリでもiOSアプリ開発ならSwiftやObject-C、Androidアプリ開発ならJavaやKotlin
といったような違いがあるため、自身が専門とするアプリや挑戦してみたいアプリ開発に必要な言語を身につけましょう。
各種フレームワーク・ライブラリのスキル
アプリ開発を効率的に行うために用いられているのが、開発に必要な機能を揃えた骨組みとなるフレームワークや、作業効率化のために使用できるプログラムを予め集めたものであるライブラリです。
副業案件でも例えばチームで行うような大規模なものではコードの統一と作業量削減のためにフレームワーク・ライブラリのスキルが必要条件となっている場合もありますし、作業時間が限られる副業では、効率化のためにも欠かせないスキルでしょう。
コミュニケーションスキル
アプリケーションエンジニアに関わらず求められるのは、コミュニケーションスキルですね。
もちろん副業だけでなく通常の業務でも求められるスキルではありますが、自ら案件獲得に向けて動き、獲得後もクライアントと自身でやりとりをすることになる副業では、クライアントからの信頼を得るためにコミュニケーションはとても重要になるでしょう。
アプリケーションエンジニアが副業をする際の注意点
アプリケーションエンジニアが副業を行うにはご紹介したようなメリットがあることを知り、スキルも十分あるため早速副業にチャレンジしたい……と考えている方も多いと思いますが、副業を始める場合には以下のポイントに注意しましょう。
◯本業の就業規則を確認する
企業によっては、副業の禁止や業務内容の制限などがある場合もあります。
後にトラブルにならないよう、しっかりと就業規則を確認してから始めましょう。
◯確定申告が必要になる
副業での所得が年間で20万円を超える場合、確定申告が必要になります。
税金に関するペナルティを受けることのないよう、その点も理解しておきましょう。
まとめ
今回の記事ではアプリケーションエンジニアの副業について、そのメリットや副業の案件内容・単価、必要なスキルから注意点まで、詳しくご紹介しました。
副業にはもちろんそれなりのスキルやスケジュールなどの管理能力が必要になりますが、収入面だけでなくスキルアップにも副業経験は役立ちます。
興味がある方は注意点にも考慮しながら、早速案件探しからはじめてみてはいかがでしょうか。