Python開発におすすめのテキストエディタ5選!選ぶポイントも解説
プログラミング言語の習得を目指す際には、開発のために環境を整えることが必要になります。
また実務においても、より効率的な開発を目指し、自身に合ったツールを見つけたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな中でもPythonの開発に利用できるテキストエディタについて、おすすめのエディタやツール選びのポイントを詳しく解説していきます。
Pythonでの開発でツールを探しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Pythonとは?
Pythonは、1991年に開発されたオープンソースのプログラミング言語です。
シンプルで分かりやすいコードを持つことや、ライブラリやフレームワークが豊富にあることが特徴であり、初心者にも人気の言語となっています。
Pythonはその分かりやすさはもちろんですが、豊富なライブラリから先端分野であるデータ分析・統計やAI開発などを得意とする言語であることから、近年高い人気を博している、注目の言語のひとつと言えるでしょう。
Python開発では開発環境やエディタが必要?
Python開発では、Pythonのコードを記述しそれを実行することになりますが、その方法として、IDE(統合開発環境)を使う方法と、テキストエディタを使う方法の大きく2つがあります。
IDE(統合開発環境)
IDE(統合開発環境)は、後述するテキストエディタの機能に加え、プログラムの実行や各種の編集機能、ライブラリ管理機能など、様々な機能が備わっています。
使いこなすことができれば開発効率を上げられるため、実際のチームでの開発など、経験者によって使用されるケースが多いでしょう。
テキストエディタ(コードエディタ)
テキストエディタは、IDEと比較してシンプルな機能であるため、容量が低くメモリの負荷が少ないことなどからコーディング作業には適しているでしょう。
直感的な操作が可能であることもあり、初心者のPython学習や個人開発にはおすすめです。
今回の記事では、コーディングや個人の学習におすすめなこのテキストエディタについてより詳しくご紹介していきます。
おすすめのテキストエディタ
テキストエディタには、それぞれ異なる特徴を持った様々なものがあります。
今回は、中でもおすすめできるテキストエディタを5つ、ご紹介します。
Visual Studio Code
Microsoft社が2015年にリリースした、世界的にも人気のエディタがVisual Studio Codeです。略称のVSCodeとも呼ばれることがありますね。
オープンソースのテキストエディタで、Microsoft社が提供するものですがWindowsだけでなくMacでの使用も可能です。
Python以外にもPHPやJavaScript、Rubyなど多数の言語に対応しており、動作が非常に軽いことが特徴と言えるでしょう。
入力候補の表示やコマンドプロンプトなど、作業を効率化する機能も豊富です。
Sublime Text
Sublime Textは、2008年にオーストラリアで開発され、99ドルほどで個人利用できる低価格のエディタです。
HTML/CSSのコーディングでよく利用されていますが、Pythonの開発に適した機能も豊富にあります。
追加機能が充実していることから、軽量ながらIDEにもなるテキストエディタとして人気を集めており、効率的な作業が期待できるでしょう。
Jupyter Notebook
2015年にリリースされたJupyter Notebookはノートブック形式であり、実行の際1行ごとなど一定の範囲内のみのプロジェクトを実行できることが特徴です。
1行ずつ実行できることは、初心者の学習にも大きなメリットですね。
また、Jupyter Notebookを利用している人同士でコードを共有することができるため、共同での開発作業にも利用することができます。
JupyterLab
JupyterLabは、Jupyter Notebookの後継として開発されたWebベースの統合開発環境です。
Jupyter Notebookより高機能でタブやペインで同時に複数の作業内容を開け、JupyterLab Extensionsという拡張機能でカスタマイズが可能です。
Notepad++
非常にシンプルなメモ帳のようなデザインが特徴なのが、Windows専用で2003年にリリースされたNotepad++です。
オープンソースで利用できることや、軽量であることも大きな魅力ですね。
基本機能は備わっていつつも操作が単純であるため、コーディングなど基本機能のみがほしいという初心者などにおすすめです。
Pulsar editor
Pulsar editorは、Atomの後継として開発されたオープンソースのテキストエディタです。
Atomと同じようにパッケージをインストールすることで様々な拡張機能を利用できます。
Atomのパッケージをそのまま使えるため移行しやすいです。
テキストエディタを選ぶポイント
ご紹介したようにそれぞれ特徴が異なり、種類が豊富であるため、どのテキストエディタを使用してよいか悩むという方もいるのではないでしょうか。
テキストエディタを選ぶ際は、以下のようなポイントに注目して見ると良いでしょう。
利用者の多さ
シンプルで直感的に操作できるテキストエディタですが、特に業務で使用したい場合には、追加機能・拡張機能が必要になるでしょう。
利用者が多いテキストエディタでは、このような追加機能などを使用する際に知りたい情報が多くあるため、使い方を理解しやすいというメリットがあります。
また、利用者が多いものは機能追加や不具合時のサポートなども充実している傾向にあるため、安心して利用できますね。
日本語対応
外国で開発されたツールの中には、日本語に対応していないものもあります。
高い英語力を持っている場合以外では、日本語に対応していた方が機能を使いやすく、効率的に利用できるでしょう。
そのため、事前に日本語対応が可能かどうかチェックしておくことをおすすめします。
標準では対応なしでも、プラグインなどを用いて日本語利用が可能なものもあります。
価格面
テキストエディタはオープンソースで無料で利用できるものもあれば、有料のものも多く存在します。
もちろん価格は重要ですが単純な価格だけで選ぶのではなく、サポートが行き届いているか、自身が欲しい機能が使用できるか、また機能に対して適正な価格かどうかなど、総合的に見て判断するようにしましょう。
機能面
テキストエディタにはそれぞれ特徴があり、利用できる機能も異なります。
特に業務で使う場合など、必要な機能が入っていなければ利用できないこともあるでしょう。
そのため、事前に必要な機能が備わっているか、プラグインや拡張機能なども合わせて確認しておきましょう。
また、サポート体制の充実に関しても確認すると良いでしょう。
有料のエディタでは不具合や使い方のサポートが受けられるものがあるほか、無料ではサポートがいなくてもユーザーのコミュニティがあり、そこで情報を得たり、相談したりできる場合もあります。
まとめ
今回の記事では、Pythonの開発におすすめのテキストエディタについて、おすすめのエディタやエディタを選ぶポイントなどを詳しくご紹介しました。
それぞれ様々な特徴があるため、例えば初心者が学習のために利用したいのか、個人開発に利用したいのかなど、目的に合わせて選択することが重要です。
ぜひこの記事を参考に、効率的な開発のために自分に合ったツールを選んでみてくださいね。