フロントエンジニアにおすすめの資格9選!資格取得のメリットとは?
WebサイトやWebアプリなどのフロントエンド、つまりユーザーが直接目にする部分の開発を担うフロントエンジニア。
そんなフロントエンジニアとして活躍するためには、必要な資格はあるのでしょうか。
今回はフロントエンジニアが資格を取得するメリットなどとともに、フロントエンジニアにおすすめの資格をご紹介します。
目次
フロントエンジニアとは?
フロントエンジニアとは、冒頭でもご紹介したようにWebサイトやブラウザ上で動作するWebアプリケーションなどにおいて、 ユーザーが目にし、実際に触れる部分の開発を行うエンジニア職種です。
基本的にはWebデザイナーがデザインしたものをもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用いてサイトの構築を行っていきます。
中にはフレームワークなどの知識を持ち、ユーザーの目に触れないバックエンドの開発もあわせて行うエンジニアや、Webデザインスキルを持つフロントエンジニアもいますね。
フロントエンジニアが資格を取得するメリット
フロントエンジニアは、資格がなければなれないというわけではありません。
しかし、フロントエンジニアが資格を取得することには以下のような大きなメリットがあります。
- 対外的にアピールしやすい
- 転職・案件獲得に有利
- スキルの体系的な学習
資格があることで、自身の持っているスキルを対外的にアピールすることができるでしょう。
特に、転職やフリーランスエンジニアの案件獲得では即戦力が求められるため、企業に自身のスキルをどれだけアピールできるかが非常に重要です。
資格があることで分かりやすくスキルの証明ができ、転職や案件獲得に有利になるでしょう。
また、資格を取得するための学習をすることで、スキルを体系的に学ぶことができます。
初心者の学習にはもちろんですが、すでに経験している人にも基礎から細かく学びなおすことができ、スキルアップにつながります。
フロントエンジニアにおすすめの資格9選!
それでは、フロントエンジニアはスキルの証明のためにどのような資格を取得するのが良いのでしょうか。
ここからは、フロントエンジニアにおすすめの資格9選をご紹介していきます。
基本情報技術者試験
IPA(情報処理推進機構)が運営する国家資格の1つである基本情報技術者試験は、フロントエンジニアのみならずエンジニアとして働く人全員におすすめの資格です。
システム開発に必要な基礎知識やセキュリティなど、ITに関する基礎的な知識が問われます。
求められる知識の幅は広いですが、国家資格であり知名度も非常に高いため取得しておくとキャリアアップに役立つでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験
特定非営利活動法人LPI-Japanが運営するHTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5を中心にJavaScript・CSS3など、Webサイト制作に欠かせないマークアップ言語の知識やスキルを問われる資格です。
難易度は比較的高いと言われていますが、しっかりと学習していけば十分に合格可能です。
「レベル1」「レベル2」の2つの難易度に分けられており、レベル2の認定にはレベル1認定の保有が必要となるため、まずはレベル1からの取得を目指しましょう。
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、Web開発で多く利用されるPHPのスキルを認定する試験です。
PHPは、フロントエンドよりもサーバーサイドで多く利用される言語ですが、フロントエンジニアにはサーバーサイドの知識が求められることも増えているため、取得しておくと有利になるでしょう。
初級試験、準上級・上級試験、論文審査が必要となるPHP技術者認定ウィザードといった難易度に分けられていますので、フロントエンジニアは最低限初級試験の合格を目指すと良いでしょう。
Ruby技術者認定試験
プログラミング言語RubyにはWeb開発に便利なフレームワークであるRuby on the Railsが存在するため、フロントエンジニアは習得しておきたい言語です。
Ruby技術者認定試験はRubyでの設計開発が行えるスキルを証明する資格であるため、特にサーバーサイドのスキルをより高めたいというフロントエンジニアにはおすすめです。
難易度は低くはありませんが、スキルを習得するためにも学んでおくと良いでしょう。
CIW JavaScript Specialist
例えば動的なWebページの制作に欠かせない言語であるJavaScriptを活用した開発のスキルを認定するのが、CIW JavaScript Specialistです。
こちらは国際的な資格であるため、特に海外での活躍を目指す方にはおすすめですね。
JavaScriptは様々な開発の現場で必要なスキルであるため、もちろん海外に興味がないという方にもメリットのある資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webデザインから実際のコーディングまで、Web開発におけるスキルを幅広く問われるのがWebクリエイター能力認定試験です。
HTMLやCSSを用いてレイアウトなどのデザインからコーディングまでを行えるスキルが必要になるもので、実技試験も存在します。
スタンダード・エキスパートの2つの難易度が存在しますが、フロントエンジニアとして活躍を目指す方はユーザビリティも考慮したデザインや新規サイトの構築などのスキルが問われるエキスパートの取得を目指しましょう。
ウェブデザイン技能検定
Webデザインに関する資格の中で唯一国家資格であるのが、Webデザインに関する知識や実務的な能力を問われるWebデザイナー・フロントエンジニア向けの資格であるウェブデザイン技能検定です。
3級から1級まで存在しますが、2級以上では下位資格の取得、また定められた年数の実務経験などの受験条件があるため、まずは3級から取得し、実務経験を積んでいきましょう。
Webデザイナー試験
専門用語やルール、HTML・CSSの基本設計などWebデザインの基礎的な知識を証明するのがWebデザイナー試験です。
Webデザイナーとの連携が必要なフロントエンジニアは、取得しておくと役立つ資格の1つですね。
合格率も6割程度あるため、しっかり準備していけば問題なく合格できるでしょう。
人間中心設計専門家認定試験
「人間」を中心として人間の要望に合わせた設計を行うスキルを認定するのが、人間中心設計推進機構(HCD-Net)が運営する人間中心設計専門家認定試験です。
UIやUXの設計知識を求められるフロントエンジニアにもおすすめの資格で、スペシャリスト・専門家の2つの難易度があります。
それぞれ受験には実務経験が必要となるため注意しましょう。
まとめ
今回はフロントエンジニアにおすすめの資格を9選、資格取得のメリットとともにお届けしました。
資格を取得しておくことは、フロントエンジニアにとって様々なメリットがあります。
特に転職や独立、キャリアアップを目指す方にとっては、スキルを対外的に証明できるというのは非常に役に立つでしょう。
フロントエンジニアにおすすめできる関連資格は、ご紹介したようにWebデザインやサーバーサイドに関するものまで幅広く存在します。
この記事を参考に、ぜひ自身に必要な資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。