アプリケーションエンジニアの関連資格9選!資格取得のメリットも
スマートフォン向けアプリやWebアプリなど、様々なアプリケーションの開発を行うアプリケーションエンジニア。
そんなアプリケーションエンジニアとして活躍するためには、必要な資格はあるのでしょうか。
今回はアプリケーションエンジニアが資格を取得するメリットなどとともに、アプリケーションエンジニアにおすすめの資格をご紹介します。
目次
アプリケーションエンジニアとは?
アプリケーションエンジニアとは、冒頭でもご紹介したように様々なアプリケーションの開発を担うエンジニアです。
- 業務系アプリ
- Webアプリ
- スマホアプリ
など開発するアプリケーションの種類は多くあり、スマホアプリをメインで開発するエンジニアなど、エンジニアによって担当する者が異なります。
開発するものによって、使用するプログラミング言語などの求められるスキルにも違いがありますね。
アプリケーションエンジニアの業務は多岐にわたり、上流工程と言われる要件定義・設計から、下流工程と呼ばれる実際の開発、運用保守に至るまで、アプリケーションに関する一連の業務すべてに携わります。
アプリケーションエンジニアが資格を取得するメリット
アプリケーションエンジニアとして活躍するために、資格は必須であるというわけではありません。
しかし、資格を取得しておくことには次のような様々なメリットがあります。
- スキルを対外的にアピールでき、案件獲得や転職に有利になる
- スキルアップできる
- 業務の幅が広がる
フリーランスのアプリケーションエンジニアとして案件を獲得する場合や転職では、クライアントや企業に自分のスキルをアピールすることが重要になります。
資格があることで対外的に分かりやすくスキルを証明できるため、そういった場で有利に働くでしょう。
また、資格を取得するために学習を行うことで、スキルを体系的に学ぶことができ、スキルアップにもつながります。
業務の幅を広げることやキャリアアップの面でも、資格は役立つということですね。
アプリケーションエンジニアにおすすめの関連資格9選
それではここからは、アプリケーションエンジニアに取得をおすすめする資格を、開発するアプリごとに分けてご紹介していきます。
アプリケーションエンジニア全般におすすめの資格
まずは、開発するアプリを問わずアプリケーションエンジニア全般におすすめの資格です。
◯基本情報技術者試験
IPA(情報処理推進機構)が実施しており、経済産業省認定の国家資格である基本情報技術者試験は、エンジニアなどのIT業界で働く人材に必要なITの基礎知識が問われるものです。
基礎的な試験ですがサーバーやネットワークなどのインフラやセキュリティ、システム開発、ソフトウェア知識まで出題範囲が広いのが特徴です。
アプリケーションエンジニアのみならず、エンジニアはまず取得しておくとよい資格ですね。
上位資格として「応用情報技術者試験」もありますので、難易度は高いですがキャリアアップを目指す方はそちらの取得を目指してみても良いでしょう。
◯システムアーキテクト試験
情報技術者試験と同様IPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格で、要件定義や設計といった上流工程に携わるために取得しておくとよい資格です。
システム開発など、開発において適切な設計ができる知識が求められるため上流工程に携わったり、キャリアアップを目指す方にはおすすめですが、平均の合格率は1割程度と難易度の高い資格でもあります。
◯プロジェクトマネージャ試験
こちらもIPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格の1つで、プロジェクトのマネジメントに求められる納期や品質、コストなどの管理能力が問われます。
プロジェクトマネージャーやチームのリーダーとして開発に携わるためには取得しておくとよい資格ですが、難易度は高く、特にプロジェクトマネージャーとしての実務経験がない人にとっては非常に難しい試験になります。
業務系アプリエンジニアにおすすめの資格
次に、会計系や勤怠を管理するためのアプリなど企業に向けた業務系のアプリ開発に携わるアプリケーションエンジニアにおすすめの資格です。
◯Java™プログラミング能力認定試験
業務系アプリではもちろん、様々な開発の場で使用される需要の高い言語、Javaでのプログラミングスキルを証明する民間資格です。
初心者向けの3級から1級まで3つの難易度に分けられており、初心者が体系的にJavaを学ぶためにも良いですね。
実務経験があるなどJavaの上級者として開発に携わりたいという方は、1級の取得を目指しましょう。
◯C言語プログラミング能力認定試験
C言語のプログラミングスキルを問われる民間資格が、C言語プログラミング能力認定試験です。
こちらも初心者向けの3級から実務を行っているエンジニアなどに向けた1級まで、3つの難易度があります。
Webアプリエンジニアにおすすめの資格
ブラウザ上で使えるメールサービスなど、Webアプリを開発するアプリケーションエンジニアには以下の資格などがおすすめです。
◯PHP技術認定試験
Webアプリ開発の主流となるプログラミング言語、PHPのスキルを認定できる唯一の試験が、PHP技術者認定試験です。
PHPのバージョンによって初級が3つ、準上級/上級が2つずつ、また論文を提出し審査してもらう形の認定ウィザードと様々な難易度の試験があります。
上級レベルでは平均の合格率が1割ほどと難易度が非常に高くなっています。
◯HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、Web制作に欠かせない言語であるHTMLによるコンテンツ制作の知識を問われる試験です。
Web制作で合わせて利用するCSSやJavaScriptの基礎知識も必要になります。
レベル1、レベル2と2つの難易度があり、レベル2では設計・開発に関する知識も問われます。
スマホアプリエンジニアにおすすめの資格
最後に、スマホアプリ開発をメインとするアプリケーションエンジニアにおすすめの資格です。
◯Android™技術者認定試験
特にAndroidアプリの開発を担うエンジニアにおすすめな試験が、Android™技術者認定試験です。
Androidアプリ開発に必要なスキル全般を認定するもので、「アプリケーション技術者認定試験」「プラットフォーム技術者認定試験」の2つの試験区分があります。
アプリ開発者は、特に「アプリケーション技術者認定試験」がおすすめですね。
◯App Development with Swift
iOSアプリの開発を行うエンジニアにおすすめなのが、iOSアプリ開発の主要言語Swiftのスキルを証明する資格です。
Swiftの知識はもちろん、Appleの開発ツールXcodeの知識も求められます。
Apple公認の試験のためスキルの証明にはよいですが、日本語の試験がなく英語での受験となるため注意しましょう。
まとめ
今回はアプリケーションエンジニアに向けて、おすすめの資格と資格取得のメリットをご紹介しました。
資格は必須ではありませんが、取得しておくことでキャリアアップや仕事の幅を広げることにつながります。
特にフリーランスのエンジニアでは案件獲得にも有利になりますので、この記事を参考にぜひ自分の業務範囲やスキルレベルに合わせた資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。