Vue.js は稼げる？案件の動向・単価相場・必要スキル・将来性も

JavaScriptのフレームワークのひとつである Vue.js について注目しており、業務に活かしたいと考えている中で、情報が少なく案件探しに踏み切れていないというフリーランスエンジニアの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、 Vue.js を使った案件について、その業務内容や単価など気になる実情をご紹介したいと思います。

「Vue.js」とは？

そもそも Vue.js とは、WebアプリケーションにおいてUI（ユーザーインターフェース）を開発するためのJavaScriptフレームワークのひとつです。

Google社の元社員であるエヴァン・ヨー氏によって開発され、2014年にリリースされました。

JavaScriptを習得した方にとっては理解しやすく、学習コストが低いことが特徴とされています。

また、拡張しやすく柔軟であることや他の言語系フレームワークとの相性も良いことから、Google社やApple社といった有名企業にも採用されるなど、活躍の場を増やしています。

JavaScriptの3大フレームワークのひとつ、などとも呼ばれていますね。

Vue.js 案件の動向

それでは、そんなVue.js の案件の気になる動向はどうなっているのでしょうか。

4つの項目に分けてご紹介します。

案件数

Vue.js を用いた業務の案件数は、比較的多くあると言われています。

ある程度スキルや実績があれば、フリーランスエンジニアの案件探しにも困ることはありません。

さらに、Vue.js は2014年に公開されたまだ歴史の浅いフレームワークです。

新しい技術であるため扱えるエンジニアの数が少なく、需要に対してエンジニアの供給が追いついていない状況にあります。

そのため、Vue.js を扱えるエンジニアは重宝され、案件も獲得しやすいでしょう。

種類・業務内容

Vue.js 案件の具体的な業務内容として、特に多いのがWebアプリケーション開発になります。

また、業務に関連するシステムやアプリケーションの案件も多くありますね。

実際の案件をざっと見ても情報サイトの制作から人事関連の業務支援システムの開発案件など案件は多岐にわたり、中にはIoT関連やAI関連といった最新技術に関わるものも存在します。

また、新規開発だけでなく運用や保守を担当する案件もありますね。

これらは新規開発と比べると単価が低い傾向にあるのが特徴です。

勤務形態

Vue.js 案件では、案件の幅が広いためその勤務形態も様々です。

クライアント先に出社して開発を行う案件からフルリモートの案件、出勤日数にも、週2出勤のものから週5のフル出勤のものまで、あらゆる勤務形態の案件があるため働き方を重視する方も選びやすいですね。

中には、約1ヶ月ほどの上流フェーズでは原則出社対応、その後製造フェーズからはリモートも可能、とする企業も少なくありません。

単価・報酬

Vue.js 案件では、単価相場は平均約70万円程度とされています。

実際に「エンジニアルート」の掲載案件を見ても、約60万〜80万円程度の案件が多く見られますね。

様々なエンジニア案件の中では、比較的高めだと言われています。

しかし、これはあくまで相場です。

経験が少なければ40万程度が相場となったり、逆に5年以上の経験と高いスキルがあればさらに高単価を目指すことができたりと、求められるスキルや経験年数によっても単価は変わってきます。

高収入を目指す方は、まず幅広い案件でスキルや経験を積みましょう。

フリーランス向けの Vue.js 案件例

例として、「エンジニアルート」に掲載されている Vue.js案件の概要を見てみましょう。

案件概要	社内業務システムの開発
主な業務内容	社内業務システムにおけるフロントエンド開発業務
勤務形態	原則出社
必要スキル	フロントエンドエンジニアとしての開発経験3年以上 Vue.js によるプロジェクト参加経験
報酬	〜65万円（スキル見合い）

案件概要	新規開発案件のPM業務
主な業務内容	開発案件における要件定義や進捗管理などのマネジメント業務
勤務形態	原則出社
必要スキル	Vue.jsスキル Linux・AWS環境での開発経験 macを使った開発経験
報酬	〜80万円

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Vue.jsの案件を見てみる

Vue.js 案件を獲得するために必要なスキル

Vue.js 案件には、Vue.jsのスキルはもちろん、ほかにも様々なスキルが求められます。

特に求められるのが、以下の3つのスキルになります。

フロントエンド・サーバーサイドの知識

Vue.js ではフロントエンド業務を担う案件が多くなりますが、より案件の獲得を有利にするためには、フロントエンドだけでなくサーバーサイドの言語スキルや知識があると良いですね。

フリーランスエンジニアの案件獲得の際は、フロントエンドとサーバーサイド両方ができるエンジニアであることで需要が高まるでしょう。

どちらの知識も備えながら、プラスで上流工程の経験があれば、中には開発チームをまとめるような役割を担う案件にも挑戦することができます。

関連するフレームワークの知識

Vue.js 案件の中には、必須スキルとしてReact.js や

 Angularといった他のフレームワークのスキルを必須としているものもあります。

Vue.js 単体では獲得できる案件に限りがあるため、高単価の案件を目指しているなど、特にフリーランスとしてより活躍したいという方は習得しておきたいスキルですね。

スクラム開発の経験・スキル

スクラム開発とは、少人数のチームに分かれ開発サイクルを繰り返し行う開発手法です。

複数の言語やフレームワークと相性が良い Vue.js の案件、特にリモート対応可の案件においては、効率的に高度なプロジェクトを進められるスクラム開発が採用されることが多くあります。

そのため、スクラム開発の経験があれば案件受注にも有利に働くでしょう。

また、スクラム開発を円滑に進めるためにはチーム内でコミュニケーションを図れるコミュニケーション能力も求められます。

経験を積めばスクラムマスターなどリーダー的な役割を担えるようになり、高単価が期待できるかもしれません。

Vue.js 案件の将来性は？

Vue. js は2014年のリリース以降、歴史の浅いフレームワークにも関わらず高い人気と需要を誇っています。

Vue.js は他のJavaScriptフレームワークと比較してもその学習コストの低さや自由度の高さを売りに、今後も需要を増加させていくことが考えられるでしょう。

様々な案件に採用されることが予測でき、さらにまだ扱えるエンジニアの数がそれほど多くないこともありますので、Vue.js 案件、ひいてはVue.js エンジニアの将来性は高いと言えますね。

まとめ

今回の記事ではフリーランスエンジニアの方に向けて、人気のフレームワークである Vue.js の案件の概要や求められるスキルなどを詳しくご紹介しました。

Vue.js には幅広い案件があり、また、扱えるエンジニアの数もまだ少ないため、フリーランスにとっては案件を獲得しやすい技術のひとつです。

スキルを業務に活かしたいと考えている方は、ぜひ案件探しから始めてみてはいかがでしょうか。

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