Unityエンジニアの年収は高い?年収を上げる方法や将来性まで解説!
ゲーム開発分野で注目されているゲームエンジン「Unity」。
ゲーム分野の開発に携わりたい、また需要の高い分野であるゲーム分野が気になるなど、Unityエンジニアに興味がある人も多いのではないでしょうか。
特に、実際に働いていく上では気になるのがその収入についてですよね。
今回はそんな方に向けて、Unityエンジニアの年収についてや年収を上げる方法をご紹介していきます。
目次
Unityエンジニアとは?
Unityとは、冒頭でもご紹介したようにゲーム開発に用いられるゲームエンジン・開発プラットフォームです。
Unity Technologies社によって開発されたUnityでは、簡単な開発にはプログラミングを必要としない分かりやすい操作性で、ゲーム開発を効率的に行うことができます。
WindowsやMacなどのデスクトップOSから家庭用ゲーム機、AndroidやiOSなどのスマートフォンまでマルチプラットフォームに対応していることもあり、高いシェアを誇っています。
3Dコンテンツの開発に適しているため、ゲームだけでなく建築分野や医療分野でも注目を集めているツールですね。
そんなUnityを活用し、ゲーム・アプリの開発や保守業務などを担うのがUnityエンジニアです。
Unityで開発されたゲームのユーザーの利用状況など、データの分析などを行うこともあります。
Unityエンジニアに求められるスキル
Unityエンジニアとして働くうえでは、もちろん専門のスキルが必要になります。
大前提として、簡単な開発や保守業務を行うにもUnityの操作スキルは必須となるでしょう。
また、簡単な開発はプログラミングなしで行えるUnityですが、機能拡張にはプログラミングが必要になります。
そのため、メインで使用することが多いプログラミング言語、C#のスキルも求められるでしょう。
さらに、ゲーム画面上のデザインなどを担当する場合には、視認性や操作性を高めるためにUI・UXの知識もあると良いですね。
Unityエンジニアの平均年収
Unityエンジニアの平均年収は、会社員のエンジニアで約400万〜600万円ほどとされています。
あくまで平均であり経験年数やスキルによっても大きく変わるため、例えば未経験から1年目のエンジニアは300万円台でスタートし、経験豊富なエンジニアであれば700万円を超える年収になることもあるでしょう。
フリーランスのUnityエンジニアの場合は、単価相場60万〜80万円ほどと言われています。
実際にエンジニアルートに掲載されている案件でも、同程度の月単価の案件が多く見受けられます。
その単価からも算出できますが、フリーランスの平均年収は800万円ほどと言われています。
高いスキルと経験があり、高単価の案件を獲得できれば高収入を目指すことができるでしょう。
Unityエンジニアの将来性
未経験からUnityエンジニアを目指したり、Unityエンジニアへの転職を目指しているという方にとって、気になるポイントは年収だけではありません。
今後需要があり、活躍し続けられるかどうかという将来性も非常に重要です。
結論から言えば、Unityエンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。
Unityがメインで使われるゲーム市場はスマートフォン向けのゲームアプリをはじめとして盛り上がりを見せており、今後もさらに広がることが予測されています。
さらにVR・ARや3Dなどの新たな技術も続々と登場し進歩を続けており、ゲーム分野はもちろん、建築業界や医療業界、自動車業界など、あらゆる分野でもUnityが活用されていくことが考えられます。
それにより、需要もさらに伸びていくことが期待できるでしょう。
また、2005年に公開されたツールであるため比較的新しいこともあり、Unityを扱えるエンジニアの数はまだ多いとは言えません。
IT業界全体で人手不足が問題となっている背景からも、特に高いスキルを持つUnityエンジニアの需要は多く、将来性も期待できますね。
Unityエンジニアの年収アップの方法
それでは、Unityエンジニアとして年収を上げるには、何が必要なのでしょうか。
方法としてフリーランスとしての独立やキャリアアップなどがありますが、どちらもスキルや経験が無ければ成功できません。
年収アップのために、Unityエンジニアが身に着けておくと良いスキルや知識にはどのようなものがあるのかをご紹介します。
VR・ARのスキルを身に着ける
どの分野でも、年収アップには今後需要が高まることが考えられる最新の技術などをチェックし、それに対応できるスキルを身に着けることが大切です。
ゲーム分野で今後需要の高まりが予測されるのが、VR・ARコンテンツです。
収入を上げたい方は、VR・AR分野の経験を積極的に積んでいけると良いでしょう。
また、合わせて3Dコンテンツに対応できることや、イラスト・デザインなども担える人材になれれば、より市場価値の高いUnityエンジニアになることができます。
Unity以外の関連スキルを身に着ける
C#でのプログラミングも含め、Unityのスキル以外にも開発スキルを身に着けることもおすすめです。
他にもJavaScriptやPython、Ruby、C++など、ゲーム開発、サーバーサイド開発で用いられるプログラミング言語を習得すると良いですね。
これらのプログラミング言語は他の開発現場でも幅広く使われているため、学んでおいて損はないでしょう。
また、マルチプラットフォームがUnityの特徴でもあるため、WindowsやMac、またスマホ向けなど、OS知識も身に着けておくと仕事の幅を広げられます。
上流工程やマネジメントを行う立場になる
開発には、設計をもとに実際の開発・保守業務を行う「下流工程」と、クライアントの予防をヒアリングし、設計を行う「上流工程」があります。
上流工程はクライアントの要望をくみ取りながら実現可能なシステムの設計を行うため、より経験豊富なエンジニアが担当することが多くなります。
経験を要する上流工程が担えるエンジニアは、スキルも証明でき非常に需要が高いでしょう。
また、チームメンバーや予算、スケジュールなどの管理を行うマネジメントの役割を担えるエンジニアになることも市場価値が高められますね。
資格を取得する
特にフリーランスのエンジニアでは、いくらスキルがあってもそれをアピールすることができなければ案件を獲得できません。
案件が獲得できなければ、高収入を得ることは難しくなるでしょう。
そのため、スキルを対外的に証明するために資格取得を目指すのもおすすめです。
Unityの資格としては、販売元のUnity Technologiesが運営する「Unity認定資格」があります。
Unity認定資格には「ユーザー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」の4つの難易度が存在します。
より高収入を目指す方は、特に難易度の高いプロフェッショナルやエキスパートが取得できると良いですね。
まとめ
今回の記事では、ゲーム開発エンジンとしてあらゆる分野で注目されるUnityとそれを扱うエンジニアの年収について、平均年収やその将来性、また年収を上げるためにあるとよいスキルまで詳しくご紹介しました。
Unityは将来性の高いスキルですが、より活躍の場を広げ、年収を高めるには需要の高いエンジニアを目指して学習を続けることが重要です。
本記事を参考に、必要なスキルの取得を目指してみてはいかがでしょうか。