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SQL資格とは?取得するメリット・おすすめの資格3選

データベース言語として広く用いられているSQL。

そんなSQLには、スキルを証明するための資格があることはご存知でしょうか。

「聞いたことはあるけれど、どんな資格なの?」

「取得しておいたほうがいいの?」

など、この記事では、SQL資格に疑問や興味をお持ちの方にSQL資格の概要や取得のメリット、おすすめの資格など詳しく解説していきたいと思います。

SQL資格とは

SQL資格とは、データベース言語SQLに関する資格のことを言います。

そもそもSQLとは「Structured Query Language」の略であり、行と列から構成されるお互いに関連付けられた表形式のデータの集合体であるリレーショナルデータベースを操作するために用いられる言語です。

SQLを使ってデータベースに指示することで、データの条件検索や登録・更新、データを格納するテーブルと呼ばれるものの削除や変更などを行うことができるようになります。

データベースの管理や運用を行うエンジニアに必須であることはもちろん、ソフトウェア開発を行うエンジニアなどもデータベースの操作を求められます。

データベース言語の中でもSQLは国際標準となっていて、Oracle社のOracle Databaseやマイクロソフト社のMicrosoft SQL Serverなど、様々なデータベースで同様の形式のまま利用することができます。

データベース操作の基礎となるSQLを扱えること、またその証明のために資格を取得することで、エンジニアとしてのさらなる需要につながるのではないでしょうか。

SQL資格を取得するメリット

SQLを扱うエンジニアとして働く上で、実務に問題が無ければ資格は必要ないのではないか?と考える方もいらっしゃると思います。

ですが、資格を取得しておくことで様々なメリットが得られます。

ここでは実際にどのようなメリットがあるのか大きく4つに分けてご紹介していきます。

ぜひメリットを知り、資格取得を前向きに考える足掛かりにしていただければと思います。

SQLに関する専門知識を深められる

まずは、資格取得のための勉強をすることでSQLに関する知識を深められるということです。

SQLを新たに習得するために基礎的な知識を身に着けたいと考えている方は、資格の試験範囲に沿って勉強することで効率よくSQLの知識を得ることができます。

また、現在SQLの知識があり業務に使用しているという方も、高難度の資格に挑戦することでより専門的で深い知識が学べます。

試験勉強で知識を身に着けたという自信があれば、実務も問題なく行うことができるでしょう。

就職・転職において有利となる

次に、就職や転職の際に有利になるということです。

データベースを扱う知識がある、と言っても、就職・転職活動においてそれを証明できるものがあるかないかでは就職先の企業からの印象が大きく違ってきます。

資格の種類や難易度によっても変わってきますので、自分が興味のある分野や役割に合わせて取得する資格を選ぶのも良いかもしれません。

資格があることでスキルを客観的に証明できるのはもちろん、自分の能力への自信にも繋がります。

キャリアアップを考えている方、希望する仕事につきたい方は、取得しておいて損はないのではないでしょうか。

トラブルが発生した際に手際よく対応できる

3つ目は、実際に仕事をする中でトラブルが発生した時にスムーズに対応できるようになることです。

SQL資格の勉強の中で様々な知識を手に入れれば、何かトラブルやエラーが起こった際に素早く原因を見つけ、適切に処理ができるようになります。

そういった時の対処が冷静にできるようになれば職場の周囲からの信頼も得られ、業務をより円滑に進めることができます。

多種多様なソフトウェアを使用できる

SQLに関連する多様なソフトウェアが使用できるようになることも大きなメリットのひとつです。

SQL資格にも様々な種類があり、同じSQL資格といっても主として扱うソフトウェアが異なる場合もあります。

複数の資格を取得したり、より高難易度の資格を取得することで、扱えるソフトウェアの種類もどんどん増えていきます。

多種多様なソフトウェアを使えるようになれば幅広い案件や企業に対応でき、より活躍の場を増やすことができるでしょう。

複数取得やより上位の難易度の資格へのステップアップもおすすめです。

SQL関連のおすすめ資格3選

SQLの資格には、国家資格から民間の企業が認定するベンダー資格まで様々な資格があります。 

その中でも取得をおすすめする代表的な資格を3つ、ご紹介したいと思います。

ORACLE MASTER(オラクルマスター)

まずはOracle社のベンダー資格であり、国内でもトップクラスのシェア率を誇るデータベース「Oracle Database」を扱う技術を認定する「ORACLE MASTERです。

認知度が高くテキストや対面の講座、オンライン講座なども豊富にあるため、高難易度の受験にはそれらを活用すると良いかもしれません。

SQL関連資格の中でも定番の資格で、難易度と内容ごとに以下の4つの試験が実施されています。

ORACLE MASTER Bronze DBA

オラクルデータベースの用語や管理についての基礎的な知識が求められる試験です。

ORACLE MASTER Silver DBA

データベースの運用管理についてブロンズよりも深い知識、またSQLについての基礎知識が求められる試験です。

基礎ができていて実務経験もあるという方は、ブロンズを飛ばしてシルバーからの受験も可能です。

ORACLE MASTER Gold DBA

シルバーに合格した方が受験資格を得られる試験で、データベース管理者として様々な状況に対応し、助言を行えるだけのスキルを求められます。

受験前に、オラクル認定のワークショップを1つ受講する必要があります。

ORACLE MASTER Silver SQL

SQLに関する知識や基礎的なスキルを主として証明できる試験です。

OSS-DB技術者認定試験(オープンソースデータベース技術者認定資格)

OSS-DB技術者認定試験は、LPI-Japanが運営する試験です。

ネット上にソースが公開されているオープンソースのデータベースのひとつ、「PostgreSQL」の知識やスキルを中心に問われるものになっています。

比較的難易度が低いと言われており、初めてSQLについて学ぶ方にもおすすめの資格です。

オープンソースデータベースの教材は多くありませんが、テキストや問題集などでしっかり勉強すれば十分に合格の可能性があります。

難易度はデータベースとSQLの運用管理について基礎的なスキルを問われるOSS-DB Silverと、シルバーの合格を前提として大規模データベースの管理・改善ができる技術者であることを証明するOSS-DB Goldの二段階に分けられています。

IPAデータベーススペシャリスト試験

情報処理推進機構(IPA)が実施する経済産業省認定の情報系国家資格、情報処理技術者試験のひとつにデータベースに関する資格、データベーススペシャリスト試験があります。

データベースの企画設計から開発、運用に至るまでの管理を行えるデータベーススペシャリストとしてのスキルが問われる試験で、特定のデータベースではなく様々なデータベースやSQLに関する基本知識から専門的な技術までを出題内容としています。

情報処理技術者試験の中でも最高ランクのレベル4とされている非常に難易度の高い試験です。

基礎知識を身に着けた上で、さらに過去問などの万全な対策と長い勉強時間が必要になります。

独学が難しい方は通信講座などを利用するのも良いですね。

まとめ

データベースエンジニアにとってもソフトウェア開発などでデータベースを扱う様々なエンジニアにとっても欠かせないのがSQLです。

この記事では、そんなSQLに関するスキルを対外的に証明するためにもおすすめなSQL資格についてメリットや資格の種類などをご紹介しました。

興味を持たれた方は、ぜひ自分に合った資格の取得を考えてみてはいかがでしょうか。

取得した資格を活かせる案件や、資格取得に向けての実務的な経験を得られる案件をお探しの際は、ぜひフリーランスエンジニア向けIT系求人・仕事・案件情報サイトの「エンジニアルート」を利用してみてください。

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