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PostgreSQLは副業にも使える?副業事情や将来性、単価アップのコツまで

著名なリレーショナルデータベース管理システムのひとつであるPostgreSQL。

データベースエンジニアとして活動しており、業務に用いたことがあるなど、PostgreSQLの知識を持つ方もいるでしょう。

そんな中で、「このスキルは副業に役立てることはできるのか?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

近年ではエンジニアの中でも副業に注目が集まっており、PostgreSQLも副業で活かせるスキルのひとつです。

そこで今回は、PostgreSQLの副業について、その内容や単価などの副業事情を、単価アップのコツなどとともにご紹介していきます。

PostgreSQLとは?

PostgreSQLは、データを表形式で管理することができるリレーショナルデータベース管理システムのひとつです。

PostgreSQLの最大の特徴はオープンソースであることで、すべてのソースが公開されているため無料で利用することができ、機能追加などの際の公開義務もありません

さらに、PostgreSQLは利用がしやすいだけでなく、高い性能と多機能さも魅力であり、データベース製品の中でも、商用のデータベースにも劣らない人気を博しています。

複数のプラットフォームにも対応でき、日本語の対応も可能なため、国内でも高いシェアを持っているでしょう。

PostgreSQLは副業にも使える?その将来性

導入コストの低さと機能性の高さから人気があるPostgreSQLは、現在もアップデートを重ねており、将来的にもさらに活用範囲が広がることが予測されます。

特に様々な業界においてビッグデータの分析が重要視されている近年では、データベース関連のスキルは非常に需要が高く、PostgreSQLのスキルを持つ人材の市場価値も高まっているでしょう。

PostgreSQLの高いスキルは、副業でも十分に役立てることが可能です。

PostgreSQLの副業案件事情

副業を始めるには、まず副業の実態や必要なスキルなどを知ることから始めなければなりません。

ここでは、そんなPostgreSQLの副業案件事情を見ていきましょう。

業務内容・必要スキル

PostgreSQLの副業案件では、データベース関連の様々な案件が見られます。

主な案件としては

  • データベースの設計・構築
  • 既存のデータベースの最適化
  • データの移行

などが挙げられますね。

これらの案件を獲得するには、データベースの操作に欠かせないSQL言語のスキルや、データベースに関する設計から運用までを行えるスキルが欠かせません。

また、近年ではクラウド環境でのデータベース構築や移行も増加しているため、クラウドでのPostgreSQLの運用スキルもあると良いでしょう。

単価相場

気になる案件の単価ですが、案件ごとの内容や求められるスキルレベルなどによっても大きく異なります。

参考としてフリーランスのPostgreSQL案件を見てみると、その相場は約60万〜80万円ほどだとされます。

実際にエンジニアルートに掲載されている案件でも、70万円ほどの案件が多く見られますね。

副業案件では稼働時間がさらに限られるため、ここまでの単価は難しく、週2回程度の稼働で約15万〜30万円程度が相場となるでしょう。

PostgreSQLの副業案件で単価を高めるコツは?

収入アップを目指して副業を始める方は多いですが、前述したように副業では稼働時間にも限りがあるため、できれば高単価の案件を獲得したいと考えていることでしょう。

PostgreSQLの副業で単価の高い案件を獲得するには、以下のようなことを意識してスキルを高めていくのがおすすめです。

先端技術を学びPostgreSQLと組み合わせる

まずは、注目度の高い先端技術に関するスキルを学ぶことです。

先端技術は需要も高いほか、まだ新しい技術のため専門的なスキルを持つ人の数が少ないこともあり、スキルを持つエンジニアは重宝されるでしょう。

例えば機械学習分野やクラウド、ストリーミング技術など、関連性の高い他の技術とPostgreSQLのスキルを併せ持つことで、より高度で単価の高い案件に挑戦できます。

上流工程やインフラ知識など、幅広いスキルを得る

PostgreSQLのスキルと組み合わせて幅広い案件につなげることができるのは、先端分野だけではありません。

よりレベルが高い高単価案件で求められるスキルとして挙げられるのが、要件定義・設計などから担当できる上流工程の経験や、データベースとも関わりの深いサーバーやネットワークといったITインフラに関する知識などですね。

ポートフォリオなどでスキルや経験をアピールする

外部委託案件では即戦力が求められますが、十分なスキルや経験があっても、クライアントにそれが伝わらなければ案件獲得にはつながりません

分かりやすくクライアントにスキル・経験をアピールするために、ポートフォリオなどをしっかり作成したり、資格を取得したりするのも効果的です。

PostgreSQLの副業案件で役立つ資格

スキルを対外的に分かりやすく証明でき、案件獲得にも有利に働くのが資格の取得です。

PostgreSQLの副業案件では、特に次のような資格がおすすめです。

OSS-DB技術者認定資格

OSS-DB技術者認定資格とは、オープンソースのデータベースに関するスキルを証明できる資格です。

オープンソースのデータベースの導入から運用、トラブルシューティングまで、深い理解が求められます。

PostgreSQLを基準としている試験のため、PostgreSQLのスキルを副業に活用したい方にはとてもおすすめですね。

AWS認定

著名なクラウドソーシングサービス、AWS(Amazon Web Services)の知識を問われるのが、このAWS認定です。

データベースだけでなくクラウドサービスに関する広い知識が求められますが、近年ではデータベースもクラウド移行が進んでおり、クラウド知識はもはや今後のためには必須と言ってよいほどです。

クラウド環境での構築や移行案件も豊富にあるため、そういった案件の獲得には非常に有利になるでしょう。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、IPA(情報処理推進機構)による国家資格のひとつです。

データベースの設計構築や運用管理に関する深い知識を中心にITインフラの知識が問われるものですが、難易度は非常に高いとされています。

取得できれば高度なデータベーススキルを証明できるため、高単価案件の獲得にも有利になるでしょう。

まとめ

今回の記事では、PostgreSQLの副業案件について、その内容や単価、高単価案件獲得のポイント、また案件獲得に役立つおすすめの資格など、詳しくご紹介してきました。

PostgreSQLはオープンソースのデータベース管理システムとして非常に人気があり、高いシェアを持っています。

副業でも、そのスキルを求める案件は多く見られるでしょう。

すでにPostgreSQLの十分なスキルや経験があり、副業を始めたいと考えている方は、ぜひ案件を探してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。