SQLの副業は稼げる?単価相場から高単価案件獲得のコツまで解説

SQLと言えばデータベース言語の中でも代表的な言語です。
SQLエンジニアなど、SQLのスキルを活かして仕事をしているという方も多いでしょう。
そんなSQLのスキルは、副業にも活用できるのでしょうか。
今回はSQLの副業について、その単価相場や内容、また稼ぐためのポイントまでご紹介していきます。
目次
SQLとは?

SQLは、データベース内にデータを挿入したり、検索を行ったりなど、データベースを操作する際に用いられる言語、データベース言語のひとつです。
SQLはデータベース言語の中でも非常に高いシェアを誇っており、ISO(国際標準化機構)で国際標準となっているなど、優れた操作性によって様々なデータベースの操作に利用されていますね。
SQL副業案件の動向
データベース言語と言えば、と言えるほど知名度の高いSQLは、副業にも活かすことが可能です。
では、SQLの副業案件にはどのようなものがあるのでしょうか。
将来性や単価など、気になる動向とともにご紹介していきます。
業務内容
SQLの副業案件として主に見られるのは、次のような業務内容です。
データベースの設計構築やデータベースを活用したデータ分析、またチューニングと呼ばれるデータベースそのものの分析改善など、データベース関連の業務はもちろん多いですね。
先端分野であるビッグデータ・AI分野でも、SQLによる解析業務が発生します。
また、SQLはプログラミング言語ではないため開発そのものは行えませんが、アプリケーション開発でその知識が求められることがあります。
アプリケーションに使用されるデータの抽出などが発生するためですね。
案件数・単価相場
SQLはシェアが高く、その需要も高くなっています。
副業でも、十分に案件を見つけることができるでしょう。
そんなSQL副業案件の単価ですが、副業でも受注可能な週1日〜2日稼働のもので月10万〜30万円が相場と言えます。
より専門知識が求められるデータ分析系の案件ではより高い単価が見られるなど、スキルと経験があれば高収入を目指すことも可能ですね。
将来性
SQLはリレーショナルデータベース用言語としてはほぼ一択と言ってよいほど普及しており、現在も需要は高くあります。
国際基準となっており幅広く用いられることや、ビッグデータ・AIなどの新たな技術との関わりもあり、今後も需要が下がることは考えにくいでしょう。
副業で活かせるスキルとしても、将来性は高いと言えます。
SQL副業案件で求められるスキル
副業でも、案件を受注し業務を行うには、もちろんスキルが必要です。
SQL案件で求められるのは、次のようなスキルです。
SQL言語のスキル・実務経験
まず、当然欠かせないのがSQL言語のスキルと実務経験です。
SQLを構成する
- データ定義言語
- データ操作言語
- データ制御言語
の3つの要素をしっかりと理解し実務を行える、即戦力となり得るだけのスキルが必須となるでしょう。
データベース関連の知識

SQLは様々なデータベースで使用することができますが、データベースごとにその使い勝手には若干の違いがあります。
そのため、代表的なデータベースである
- MySQL
- Oracle
- Microsoft Access
などに関する知識と経験も必要になるでしょう。
アプリ開発の経験
案件内容でもご紹介したように、SQL案件の中にはアプリケーション開発に関する案件も多くあります。
そのため、アプリケーション開発に用いられるJavaやPythonなどのプログラミング言語やそれらを用いた実際のアプリケーション開発経験があると、参画できる案件の数や幅が広がるでしょう。
クラウド環境の経験
近年では、コストパフォーマンスや使い勝手の良さからクラウドサービスが普及しています。
そのため各分野でクラウド環境での案件も増加しており、クラウドの知識も需要が高いでしょう。
AWSやAzureといった主なクラウドサービスの知識、クラウド環境での実際の経験があると良いですね。
高単価案件獲得のコツは?
副業はスキルアップやキャリアの選択肢を広げることにもメリットがありますが、「副業を始めよう」というきっかけは、収入面であることがほとんどではないでしょうか。
せっかく副業を始めるなら、できる限り高単価の案件を獲得したいものですよね。
ここでは、高単価案件を獲得するためにすると良いことや習得すると良いスキルなど、そのコツを紹介します。
AI・機械学習関連の経験を積む
近年注目される新たな技術であるAI・機械学習関連や、ビックデータ、データ解析などの分野は、需要が非常に高まっているのと同時にまだ対応できるエンジニアの数も多くなく、高単価の案件が多い傾向にあります。
こういった案件に対応できるよう、AI分野のスキルやデータ解析に必要な数学的知識など、関連の知識や経験を積むと、高単価の案件を獲得できるチャンスが広がるでしょう。
上流工程の経験を積む
SQL案件の中でも、企画や設計に関わるいわゆる上流工程の案件は、高単価の案件が多くなっています。
上流工程の業務にはSQLだけでなくインフラの幅広い知識やアプリケーション開発の経験、さらにクライアントからのヒアリングや要件定義などに必要なコミュニケーション能力など、高いスキルと豊富な経験が求められるためですね。
上流工程を経験するにはまず実績とスキルを積むことが重要になるため、経験の浅いエンジニアはそこから始めていきましょう。
資格取得

高単価案件の受注にはスキルと経験が必要ですが、スキルがあることをクライアントに示すために効果的なのが、資格の取得です。
資格があれば、分かりやすく対外的にスキルをアピールすることができるでしょう。
SQLの副業におすすめのスキルには、以下のようなものがあります。
◯Oracle Master
代表的なデータベースOracle Databeseの管理スキルを問われる。Oracle社が実施する認定資格。
Bronze DBAからPlatinum DBAまでの4段階と、SilverSQLと呼ばれるSQLの知識が問われる試験の、あわせて5種類のレベルがある。
◯AWS認定資格
代表的なクラウドサービスAWSのスキルを証明する資格。
基礎レベルの「FOUNDATIONAL」から実務経験者向けの「PROFESSIONAL」まで3つのレベルがあり、オンライン方式で受験可能。
◯データベーススペシャリスト
データベースエンジニア・インフラエンジニア向けに行われる、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が認定する国家資格。
データベースの企画から運用までが行える幅広いスキルが問われる。
まとめ
今回の記事では、データベース言語SQLの副業について、その内容や単価、将来性などの概要から、案件に求められるスキル、また高単価案件獲得のコツまで、詳しくご紹介しました。
SQL、データベースエンジニアはもちろんアプリケーション開発やインフラ関連、またAIやビッグデータ分野でも活かせるスキルです。
すでにSQLを業務に活かしている方はもちろん、今後副業に活かすため、これからスキルを学んでみるのも良いかもしれません。