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C++ エンジニアの気になる年収は?その実態と年収アップの方法も

エンジニア職種に興味がある方や実際にエンジニアとして働き始めたという方は、

「目指したいエンジニアの年収は高いの?」

「平均年収はどのくらい?」

といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

特に転職を考えている場合など、収入面は気になるところでしょう。

そこで今回は、組み込み系システムなど様々な開発の場で採用されているC++を扱うエンジニアの年収について、年収アップの方法も含めてご紹介します。

C++エンジニアとは?

C++は、汎用言語であるC言語にオブジェクト指向などの機能を拡張するような形で開発されたプログラミング言語です。

C言語同様処理速度が速く、オブジェクト指向などの特徴によりC言語が苦手としていた高度な処理も可能としています。

開発から30年以上が経っているなど歴史のある言語ですが、現在も企業の業務システムや組込みシステムの開発、またAIやIoTに関わる開発など、幅広い現場で採用されている人気の高い言語のひとつですね。

そんなC++を用いた開発や運用・保守などの業務を担うのが、C++エンジニアです。

前述したようにC++は多岐にわたって使用されており、C++エンジニアも

  • 大規模な基幹システムの開発
  • 組み込み系システムの開発
  • Webアプリ開発
  • IoT・AI分野の開発

など、様々な業務があるでしょう。

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C++エンジニアの平均年収

それではさっそく、そんなC++エンジニアの年収について見ていきましょう。

C++エンジニアの平均年収は、会社員のエンジニアで500万〜600万円程度だと言われています。

これは他の言語と比較しても高い傾向にありますが、あくまで平均であり、実際には経験やスキルによってかなり差があります

特に組み込み系のC++エンジニアはハードウェアに関する知識を求められるなど、年収をアップするにはその分高いスキルを必要とするでしょう。

フリーランスのC++エンジニアでは、単価が約50〜60万円とされています。

実際にエンジニアルートに掲載されている案件を見ても、同程度の月単価60万〜の案件が多く見られますね。

フリーランスでは会社員よりも高収入を目指すチャンスがあるとは言われていますが、それには高単価の案件を獲得できるかどうかが影響します。

やはり、会社員の場合と同様・もしかしたらそれ以上に高いスキルを身に着けることが重要だということですね。

C++エンジニアの将来性

年収とともに気になるのが、そのスキルによって長く活躍し続けられるのかという将来性です。

結論から言えばC++の将来性は高く、今後も需要が増加することも考えられるでしょう。

C++は幅広く用いられており、金融機関などの安定性が求められる分野での大規模なシステムなどにも使用されています。

もちろんITがあらゆる業界で広がり需要を高めていることから新規開発も増加が考えられますが、そういった既存のシステムの保守なども今後案件として発生するでしょう。

また、一番大きな理由はAI・ビッグデータなどの開発でもC++が活躍しているということです。

これらの分野で最も人気があるのはPythonですが、膨大なデータを扱う場面では処理速度

を重視しC++が使われることもある、といった感じですね。

未経験からC++エンジニアを目指すには

そんな需要が高いC++エンジニアですが、未経験から転職を目指す、ということも不可能ではありません

IT業界では人手不足が叫ばれていることもあり、未経験OKの企業も多くあるでしょう。

しかし、業界未経験でも転職には最低限C++を用いた仕事が行えるだけのスキルは欠かせません。

まずは、C++スキルと基本となるIT知識を身に着けておきましょう。

C++は難易度がけして低いわけではないため、スキルの習得にはスクールに通うというのもおすすめです。

スクールである程度知識を身に着けたら未経験OKの求人に応募し、働きながら学ぶのも良いですね。

未経験OKの企業は教育や研修制度なども整っている傾向にあるため、そういった意味でも未経験の方にはおすすめです。

C++エンジニアの年収アップのポイント

C++エンジニアとして働く中で、年収を高めるにはどのようなことを意識すればよいのでしょうか。

C++エンジニアが年収アップで意識すべきポイントは、次の4つです。

C++以外の開発スキルも身に着ける

まずは、C++以外にも多様な開発スキルを身に着け、幅広い仕事を担うということです。

大規模なシステムでは特に、基幹となる処理にはC++が、その他は他の言語が担うといったように分けられることもあります。

そういった場合、両方のスキルがあれば全体を踏まえて開発できるため、クライアントから重宝されるでしょう。

あらたなスキルを身に着ける際は、将来性や需要も考慮して選択するとさらに良いですね。

具体的には、元となったC言語やJava、Pythonなどがおすすめですね。

業務知識を身につける

C++の活用の場のひとつである組み込み系や業務システムの開発では、ただ開発を行うのではなく、その業界の知識を事前に身に着けておき、それを意識した開発を行うことで、より希少価値の高いエンジニアになることができるでしょう。

プラスアルファとして業務知識や、そのシステムの組み込みをするもとの製品などの知識を学んでおくと良いですね、

資格を取得する

高収入を目指すためには、クライアントや企業にスキルを証明することも大切です。

特にフリーランスでは、経験とスキルなどによって採用が決められるため、分かりやすくスキルを証明できる資格は非常に有効なのではないでしょうか。

おすすめの資格としては、

  • 基本・応用情報技術者試験
  • CPA – C++ Certified Associate Programmer
  • C言語プログラミング能力認定試験

などがあります。

C++そのものの資格であるCPAは日本語対応していないため、選択式ではありますがすべて英語での受験となりますので注意しましょう。

また、C++はC言語をもとにした言語であるため、C言語プログラミング能力認定試験で学んだことをC++での開発に活かすこともできるでしょう。

上流工程やマネジメントの経験を積む

開発では要件定義や設計を行う「上流工程」と、上流工程での設計をもとに実際に開発を行う「下流工程」があります。

上流工程はクライアントの要望を引き出し、さらにそれを実現可能な形にするという重要な工程であるため、より経験やスキルの高いエンジニアが担うことが多いでしょう。

上流工程を担える力があれば、資格同様スキルの証明にもなり、年収を上げることにつながるかもしれません。

マネジメントも同様ですね。

チームメンバーや予算、スケジュールの管理などプロジェクトマネジメントを行える人材は少ないため、スキルがあれば重宝されるでしょう。

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まとめ

今回はC言語を元としており、開発に向くその特徴からあらゆる開発現場で人気のC++について、その年収とともに将来性や未経験からの目指し方、年収アップのポイントまで詳しくご紹介しました。

C++は需要が高く将来性にも期待のできる言語ですが、C++エンジニアがより活躍し続け、高収入を目指すためには様々なスキルや経験が必要になるでしょう。

「プロジェクトマネージャーを目指すためマネジメントスキルを身に着ける」など、自身のキャリアパスも考慮しながらスキルを身に着けていけると良いですね。