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C#エンジニアの気になる年収は?年収アップのポイントやその将来性も

Microsoft社によって開発され、幅広い分野で活用されている人気の言語、C#。

多くの開発で用いられているため、C#を扱うエンジニアを目指しているという方や、すでにC#エンジニアとして働き始めているという方も多いでしょう。

C#エンジニアを目指す上で、気になるのがその年収です。

今回はそんなC#エンジニアの年収について、平均年収とともに年収アップのポイントなどを合わせてご紹介していきます。

C#エンジニアとは?

C#は、Microsoft社によって2000年に開発された、オブジェクト指向のプログラミング言語です。

汎用性が高く様々な開発の場で活躍しており、Webアプリの開発やゲーム開発、さらにAIやロボットなどの先端分野でも使用されています

シンプルなコードで、初心者にも比較的学びやすいことも特徴のひとつですね。

そんなC#を用い、開発業務を担うのがC#エンジニアという職種です。

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C#とJavaとの違いは?

どちらもオブジェクト指向であり、汎用性が高いという点や、C言語系がベースとなっている点など共通点の多い言語であるのがC#とJavaです。

実はC#はJavaに影響を受けて作られている部分もあり、似ている点が多いのもそのためです。

その背景からJavaと文法も似ている部分があり、Javaを習得している人にとっては馴染みがあって学びやすいと言われています。

初心者の方が習得するという場合には、おすすめなのはC#ですね。

難易度はどちらも比較的初心者向けであると言われていますが、初心者の方は習得以前にプログラミングの環境構築の段階でつまづきやすいとされており、その点で統合開発環境であるVisual Studioをインストールすればすぐに始められるC#は、学習のハードルが低く、学びやすいと言えるでしょう。

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C#エンジニアの平均年収

そんなC#エンジニアの平均年収は、会社員のエンジニアで400万〜500万円程度だと言われています。

経験年数によっても大きく上下するため、未経験から1年目など経験が浅いエンジニアでは年収300万円程度になることが多いでしょう。

経験を積みキャリアアップすれば、会社員でも700万円ほどの年収を目指すことも可能です。

フリーランスのC#エンジニアの場合では、案件の単価は60万円ほどが相場だとされています。

実際にエンジニアルートに掲載されている案件を見ても、多くが月単価50〜70万円の案件になっていますね。

フリーランスのC#エンジニアでは案件獲得に経験やスキルが求められる分、もちろん案件を獲得できるかどうかに左右されますが、会社員エンジニアよりも高収入が見込めるでしょう。

C#エンジニアは将来性が高い!

目指すエンジニア職種を選択する際、年収ももちろん重要ですが、エンジニアとして長く活躍するためにはその将来性もチェックしておくことが大切です。

本記事でご紹介しているC#エンジニアは、将来性が高いエンジニア職種のひとつだと言われています。

その理由には、次のようなものがあります。

Microsoft社によって開発されている

大きな理由として、C#は大手のOS会社であるMicrosoft社によって開発されたものであるということがあります。

Microsoft社が開発したものであるためWindowsとの相性がよく、また定期的なアップデートによって他の新しい言語に遅れを取ることもないでしょう。

Microsoft社が提供している様々な機能があることから他のプログラミング言語と比較しても開発しやすい言語だとされており、今後も安定した需要が期待できます。

マルチプラットフォームでのアプリ開発

もともとはWindowsでの開発を前提につくられた言語ですが、その後同じサーバーOSであるLinuxでの動作環境も提供され、現在ではさらに、Mac OSにも対応しています。

さらにオープンソースの統合開発環境であるXamarinを活用すればAndroidやiOSで動作するアプリの開発も可能であり、Webアプリからスマホアプリ、組み込み系などマルチプラットフォームで幅広いアプリケーション開発ができることから、活躍の場が広くあります。

また、C#はWindows開発向けのライブラリが豊富な.NET Frameworkや、Microsoft社の統合開発環境Visual Studioなども活用できるため、効率よく高品質なアプリ開発ができることもC#の需要が高い理由ですね。

ゲーム開発や先端分野でも活用できる

C#は、今やゲーム開発に欠かせないゲームエンジンである「Unity」の開発言語のひとつでもあり、ゲーム分野やVR分野でも需要が期待されています。

AI開発やロボットの制御などの先端分野でも活用が可能であるとされており、先端分野の開発に携われるエンジニアであるC#エンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。

C#エンジニアの年収アップのポイント

これまでに、C#エンジニアの年収は、経験やスキルによって差があることはご紹介しました。

それでは、C#エンジニアが年収をアップするにはどのようなスキルや経験を身に着けるとよいのでしょうか。

ここでは、C#エンジニアの年収アップのポイントをご紹介します。

C#のスキルをさらに高める

まず、基本となるのは業務のメインであるC#での開発経験を積んでいき、さらにC#のスキルを高めるということです。

C#エンジニアとして仕事の幅を広げ、活躍するには、当たり前ですがC#の知識やスキル、経験が最も重視されます。

専門性を高めることはその技術のスペシャリストとしてより高いスキルを要する業務を担うことにもつながり、年収アップが見込めるでしょう。

上流工程やマネジメントの経験を積む

開発業務は、実際にプログラミングや運用保守を行う「下流工程」と要件定義から設計を行う「上流工程」の大きく2つに分けられます。

基本的に高いスキルが必要な上流工程は経験のあるエンジニアが担うことになり、経験を積んで上流工程を担えるようになればその分収入アップが可能になります。

また、マネジメントスキルを身に着け、チームのメンバーや予算、スケジュールなどをマネジメントする立場になるのも、同様に経験とスキルが求められ、難易度が高い分収入は期待できるでしょう。

関連する他の開発スキルも身に着ける

C#意外にも、関連するプログラミング言語などの他のスキルを合わせて習得することも、業務の幅を広げることにつながるでしょう。

例えば汎用性が高く、同様の開発現場で用いられるJavaやJavaScript、先端分野で需要の高いPythonなど、複数のプログラミング言語を扱えるエンジニアは市場価値が高まります。

プログラミング言語以外でも、データベース関連のスキルやインフラ知識、複数のフレームワークを活用できるスキルなど、様々な周辺知識があります。

将来性が見込めるスキルや得意な分野のスキルなどを選び、学習を始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回の記事では、アプリ開発をはじめ汎用性の高いプログラミング言語、C#を扱うC#エンジニアの年収について、平均年収からその将来性の高さ、また年収アップのポイントなどをご紹介しました。

C#エンジニアは将来性が高く、スキルや経験を高めれば高収入を目指すことも可能です。

まずはC#のより専門的なスキルを身に着けるため、キャリアアップを目指して経験を積んでいきましょう。

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