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エンジニアに向いているのはどんな人?性格・求められるスキルから適性を見極めよう

「エンジニアとして働き始めたばかりで、自分に本当に向いているか分からない……」

「エンジニアに興味があるけれど、性格的に向いているのかな?」

といった疑問や不安を抱えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

エンジニアには技術的なスキルはもちろん、求められるスキルや仕事の性質もあり、向き不向きが存在します。

それでは、どんな人がエンジニアに向いていると言われるのでしょうか。

エンジニアに向いているとされる性格を、求められるスキルなどとともに紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

エンジニアに向いている性格は?

様々なシステムの設計・開発などを行うエンジニアの仕事には、どのような性格の人が向いているのでしょうか。

その仕事内容にはエンジニアの細かな職種によっても違いがありますが、エンジニア全体として向いているとされる性格の特徴には、以下のようなものがあります。

几帳面

まずは、几帳面な人です。

開発するシステムの設計を担当することもあるエンジニアには、設計のミスなく、また他のメンバーが理解できるような緻密な設計が求められます。

また、システムの仕様書はクライアントに提出し、仕様を理解してもらう必要があります。

クライアントはIT知識が少ない場合もありますので、しっかりと説明できるような整った仕様書を作成するために、几帳面さが求められるでしょう。

もちろん納期もありますので、丁寧かつ効率的に作業を行うことが重要になります。

努力家

エンジニアは、専門的な知識やスキルが必要となるため、常に学び続けることが必要になります。

IT業界は技術の進歩が速く、次々に新たな技術が登場します。

プログラミング言語など、扱う技術のトレンドも変化していくため、需要のあるエンジニアでい続けるためにはその時々で求められるスキルを学んでおくことが重要でしょう。

キャリアアップや独立を目指す方は、より高いスキルや経験を身に着けるために学んでおく必要がありますね。

忍耐力がある

エンジニアは、システムの完成まで粘り強く集中して作業を続けなければなりません。

また、エラーが続いたり、トラブルにより思うように作業が進まないといった場合もあるでしょう。

そんな中で地道な作業を長時間続けられるような、集中力と忍耐力が求められます。

職種によっては納期に間に合わせるために残業などが必要になることもあり、精神的な面だけでなく体力があるとより良いですね。

変化を柔軟に受け入れられる

学習の努力が必要であるということでもご紹介したように、IT業界は技術の入れ替わりが激しい業界であることが特徴です。

仕事を長くやっていればいるほど、自身のこれまで使ってきた知識やスキルに頼ってしまいがちですが、次々に普及するため新たな技術を柔軟に取り入れることで、エンジニアとしての需要の面はもちろん、より効率よく、開発の質を高めることにもつながります

協調性がある

開発作業は、基本的には個人ではなくチームで行うことになります。

また、プロジェクトの内容や規模によっては他部署・他チームとの連携も必要になるため、協調性を持ち、周りの人と協力して作業を進められる人が向いていると言えるでしょう。

「プログラマーの三大美徳」って?

みなさんは、エンジニア業界では有名な「プログラマーの三大美徳」についてご存じでしょうか?

これは、プログラミング言語Perlを開発したプログラマー、ラリー・ウォールが提唱したとされているプログラマーの3つの資質を指す言葉です。

ラリー・ウォールは、プログラマーは

  • Laziness(怠惰)
  • Impatience(短気)
  • Hubris(傲慢)

という3つの要素を持つべきだとしており、一見ネガティブなイメージのある言葉が並んでいますが、これらには深い意味があります。

Laziness(怠惰)

地味な作業が多く手間がかかるエンジニアの仕事にとって、「怠惰」は、つまりその手間や労力を少しでも減らし、効率的に作業が行えるような手段を考え、取り入れることを指します。

ラリー・ウォール自身も面倒な作業を減らすためにPerlを開発したと言われており、「怠惰」によってより作業効率を高められるようなアイデアや技術が産まれるということですね。

Impatience(短気)

マイナスに働きそうな「短気」ですが、急なトラブルやパソコンをはじめとした機械の動作などに苛立ってしまうことは、けしてデメリットばかりではありません。

もちろん、苛立つだけで何の解決策も出さず、作業のミスが出るというようなことになれば問題ですが、短気なエンジニアは苛立ちの原因を解消する工夫も行おうとするでしょう。

短気であることによって逆に問題点に気づけたり、事前に苛立ちの原因をつぶそうと準備をしたりできるといったメリットがあるのです。

Hubris(傲慢)

エンジニアが仕事に対して「傲慢」であるということは、言い換えれば自身の組んだプログラムに対して自信とプライドを持っているということでもあります。

プライドを持つ人は他人の指摘を受けないような完璧なプログラムを目指す人が多く、質の高いプログラミングを行うためには適度に自信も必要である、ということですね。

エンジニアに求められるスキル

これまでエンジニアに向いている人の性格の特徴を様々紹介してきました。

もちろん当てはまる人はエンジニアの仕事に向いていると言えるかもしれませんが、もちろんエンジニアは他にも様々なスキルを要しますし、ここに当てはまっていないから向いていない・諦めようと悲観すべきものでもありません。

プログラミングなどの技術的スキル以外にエンジニアに求められるスキルには、例えば主に以下のようなものがあります。

エンジニアを目指す人、駆け出しのエンジニアの方は、これらを参考に自らスキルを身に着けることも意識していきましょう。

コミュニケーション能力

協調性の面でもお話ししたように、エンジニアは基本的にチームで作業を進めます。

チームメンバーとのコミュニケーションという意味でもコミュニケーション能力は必要ですが、設計の際、クライアントへのヒアリングを行う場面でもコミュニケーション能力は欠かせません。

クライアントの要望を明確に聞き出すために、話す力だけでなく聞く力も必要になるでしょう。

論理的思考力

エンジニアの仕事には、論理的に思考する力も欠かせません。

例えばシステムの仕様決定や設計の際には、必要な機能や設計をひとつひとつ根拠を持って決定していく必要がありますね。

また、トラブルが起きた際にも冷静に原因を分析し、解決できる力が求められます。

マネジメントスキル

エンジニアとしてキャリアアップし、チームのリーダーやプロジェクトマネージャーの役割を任せてもらうためには、マネジメントスキルが必須です。

プログラミングスキルでチームを引っ張ることはもちろんですが、メンバーへ作業を割り振りスケジュールを管理したり、コストを管理したりといったプロジェクト全体のマネジメントが求められるでしょう。

まとめ

今回の記事では、エンジニアにどんな人が向いているのか、向いている性格の例についてご紹介しました。

進歩の速いIT業界でエンジニアとして活躍し続けるには、柔軟な対応力やコミュニケーションなど、様々なスキルが求められます。

もちろん向き不向きはありますが、努力で身に着けられることも多くあるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、必要なスキルを身に着けてみてくださいね。

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