Go言語フレームワークおすすめ6選!メリット・デメリットも合わせて紹介

Googleが開発したプログラミング言語であり、アプリケーション開発など幅広く利用されている注目の言語であるGo言語。
そんなGo言語には、開発をより効率的に行うための様々なフレームワークがあります。
豊富なフレームワークが存在するため、それぞれ異なる特徴を把握し、どのフレームワークを選択するかが重要になるでしょう。
そこで今回は、おすすめのGo言語フレームワークについて、フレームワークのメリット・デメリットなども合わせてご紹介していきます。
目次
Go言語とは
Go言語は、2009年にGoogle社によって開発されたオープンソースのプログラミング言語です。
誰が読んでも理解しやすいシンプルな構文と処理速度の速さ、また並行処理に優れていることなどの特徴を持ち、またGoogle社によって開発されYouTubeなどにも採用されている信頼性の高さから注目を集めています。
大規模な開発など汎用的に用いることができ、
- アプリケーション開発
- 組込み開発
- Webサーバー開発
など様々な現場で採用されています。
需要は年々高まっていますが比較的高いスキルを持つGo言語エンジニアはまだ少ないため、スキルを習得しておくと仕事の幅を広げられるでしょう。
Go言語フレームワークとは
Go言語を用いた開発の際、効率的な開発のために使用されるのがフレームワークです。
フレームワークとは開発に必要なツールなどが集まった枠組みのことを指しており、他の言語においても様々なものが活用されていますね。
フレームワークとライブラリの違い
フレームワークと混同されやすいものに、ライブラリがあります。
フレームワークが必要なものをまとめた枠組みであるのに対し、ライブラリはすでに記述された汎用的なプログラムを集めたものになります。
ライブラリは、プログラムを作成する際の便利な部品のようなものだということですね。
フレームワークを使用するメリットとデメリット
フレームワークは、様々なメリットを得られるために実際の開発に多く用いられています。
しかしメリットだけではなく、デメリットも存在するでしょう。
ここでは、フレームワークを使用するメリットとデメリットの両方をご紹介します。
メリット
まずはメリットです。
- 作業を効率化できる
- コードの統一性を高められる
- バグを防ぐことができる
フレームワークを使用する一番の目的と言っても良いのが、作業を効率化できるということでしょう。
フレームワークの中の機能・ツールを活用することで、ゼロからコーディングを行うよりも大幅に作業を減らすことができ、開発期間の短縮にもつながります。
また、チームでの開発の際にはフレームワークを用いることでコードを統一できるということも大きなメリットです。
スキルレベルに差があっても可読性・統一性を高めることができ、開発スピードを保てるほか、バグなども防ぎやすく原因を見つけやすくなるでしょう。
デメリット
フレームワークの利用時、考えられるデメリットには以下のようなモノがあります。
- 学習コストがかかる
- 機能が足りない場合がある
- 有料のものもある
フレームワークを利用するためには、もちろん言語だけでなくそのフレームワークについても学ばなければいけません。
フレームワーク学習のためのコストもかかりますし、学ぶフレームワークによっては情報が少なかったり、英語のドキュメントしかないといったこともあり得ます。
フレームワークによっては有料のものもあり、導入自体に費用が掛かってしまうこともあるでしょう。
また、Go言語の特徴と同様にフレームワークもシンプルであることが多く、使用したい機能が不足している場合もあります。
必要であれば、自身で実装しなければならない場合もあるでしょう。
Go言語フレームワークおすすめ6選!
Go言語のフレームワークには、それぞれ異なる特徴を持つ様々なものがあります。
そんな実際のGo言語のフレームワークの中から、おすすめのものを6つ、ご紹介します。
Gin
まずはGo言語フレームワークの中でも歴史が古く、人気のフレームワークであるGinです。
2014年ごろリリースされたGinは、軽量であることとHTTPルーターのレスポンスが速く、高速であることが特徴です。
その特徴から、高速さや信頼性が求められるアプリケーション開発に多く用いられています。
Revel
機能が豊富なフルスタックのWebアプリケーション開発用フレームワークであるRevelは、特に大規模なWebアプリ開発などで持ちいられています。
Revelの大きな特徴としては、MVCモデルと呼ばれる、プログラムを「モデル(Model)」・「ビュー(View)」・「コントローラー(Controller)」の役割ごとの3つに分け、それぞれを分割して開発する仕組みを取り入れていることなどがあります。
echo
echoは2015年にリリースされた、シンプルさと拡張性の高さを特徴とするフレームワークです。
Ginを超える機能を持っているとも言われており、近年注目を集めるフレームワークのひとつですね。
機能も豊富ながら、パフォーマンスも高いため高負荷なアプリケーション開発でも対応できます。
シンプルであるため、これから新たにフレームワークについて学ぶという人には習得しやすいという点でもおすすめです。
Beego
オープンソースであることや、2012年にリリースされたその歴史の長さからドキュメントが存在していることなど、echoとともに初めてフレームワークを学ぶという方におすすめできるのがBeegoです。
MVCモデルに基づいており、歴史が古いことから安定性と信頼性が必要な大規模な開発
に適しているとされています。
iris
irisは、実行速度・効率性が重視されるようなWebアプリ開発で使われるフレームワークです。
軽量で高速、さらに豊富な機能を擁しており、クロスプラットフォーム対応のためWebアプリだけでなくスマホアプリ開発などでもデバイスを限定せず重宝されているでしょう。
また、コミュニティが活発であるため、他のフレームワークよりもドキュメントがかなり充実していることも特徴です。
そのため、学習コストをかけずに学ぶことができるでしょう。
Goji
Gojiは、Net/httpとの互換性を持つことが特徴のひとつで、シンプルかつ高速な動作のフレームワークです。
必要なものだけを集め冗長性を排除しているため、シンプルなコードの記述が可能であり、メンテナンスなどもしやすいでしょう。
また、並行処理も得意としているため、負荷の高い環境でもアプリのパフォーマンスを維持することが可能です。
まとめ
今回の記事では注目の言語、Go言語のフレームワークについて、おすすめのものを6つご紹介しました。
フレームワークは効率的な開発に欠かせないものであるため、スキルを身に着けておくと今後の開発業務に大きく役立つでしょう。
ご紹介したように様々なフレームワークが存在するため、それぞれの特徴を理解し、まずは学びやすいフレームワークから習得してみるということも大切です。
メリット・デメリットをしっかりと把握したうえで、効果的に活用してみてくださいね。