Go言語とは?特徴から使い方までを解説!

皆さんは「Go」というプログラミング言語をご存知でしょうか?
「Go」は比較的新しいプログラミング言語ですが、言語の特性上さまざまなシステムの開発が可能で近年人気が上昇してきています。
ここでは、そんなGo言語の概要やメリット、実際にインストールしてプログラムを作成する手順などを解説していきますのでぜひご覧になってください。
Go言語とは
「Go言語(Golang)」は2009年11月にGoogleより発表されたプログラミング言語です。
公式によると「オープンソースのプログラミング言語であり、シンプルで信頼性の高い効率的なソフトウェアを簡単に構築できる」とのことです。
対応OSはWindows・MacOS・Linux・FreeBSDなど主要な言語に対応しています。
Go言語は日本国内でも認知度が高まりじわじわと人気上昇中で、将来的にはGo言語を扱った案件も増えてくるかもしれません。
Googleトレンドで過去5年のGoLangの人気度を調べてみると人気が上昇していることがわかりますね。

次項ではそんなGo言語の特徴を見ていきましょう。
Go言語の特徴とは
Go言語の特徴として、まず挙げられるのが他のプログラミング言語の特徴を取り入れていることです。
JavaやC++のようなの静的な型付けやRubyやPHPのようなスクリプト言語ならではの動的で生産性の高い言語の特徴を兼ね備えています。
そのため、比較的規模の大きなシステムからWebサーバやソフトウェア・アプリケーションなどさまざまな開発に対応できます。
Go言語は記述したプログラムをコンピュータが理解できる機械語に直接変換するためコンパイルの速度が早く、コンパイル言語のため処理能力が早くC・C++並に高速で処理することが可能です。
また、言語として軽量通信(goroutine)をサポートしているため、並列処理を簡単に記述できるといった特徴も兼ね備えています。
●Go言語特徴まとめ
- 他の言語の良いとこ取り
- オープンソース
- シンプルなコーディング
- コンパイルが早い
- 標準パッケージが豊富
- 並行処理が早い
Go言語のインストール
ここでは、公式サイトを元にMacにGo言語をインストールしてみましょう。
Goのダウンロード
ダウンロードページで対象のOSを選択します。ここでは「Apple MacOS」を選択しています。
Goのインストール
ダウンロードした「go1.11.1.darwin-amd64.pkg」をダブルクリックします。
※ファイル名は変更されている場合があります。
インストール画面より「続ける」をクリックします。

「インストール先の選択」よりそのまま「続ける」をクリック

「Macintosh HDに標準インストール」より「インストール」をクリック

インストールが完了したら「閉じる」をクリック

インストールの確認
ターミナルを開いて「/usr/local」以下のgoディレクトリが作成されていることを確認します。
$ ls /usr/local
簡単なプログラムの作成
ここではまず最初に記述する「hello world」を出力するプログラムを作成してみましょう。
go/src/直下に移動して、「hello」ディレクトリを作成します。
$ cd /usr/local/go/src
$ mkdir hello
続いて「hello.go」の名前でファイルを作成します。Go言語の拡張子には「.go」になります。
$ vi hello.go
ファイルには以下のように記述します。
package main
import "fmt"
func main(){
fmt.Printf("hello, world¥n")
}
ファイルを作成したらコンパイルを実行します。「go build」を実行することで、ソースコードをプログラムが実行可能なファイルを作成します。
$ ./hello
$ hello, world
「hello, world」が出力されたら成功です。
まとめ
ここでは、国内でも人気が上昇してきているGo言語について概要やメリット、Goのインストールから簡単なプログラムの作成まで紹介しました。
Go言語はここで紹介したようにさまざまなメリットがあり、今後は案件数も増えていくと予想されますので、この機会にぜひキャッチアップしてみることをおすすめします。