Go言語のおすすめフレームワーク7選!フレームワークを利用するメリットも
Google社によって開発された言語、Go言語は、YouTubeなど著名なサービスにも活用されています。
そんなGo言語には、開発を効率的に進めるためのフレームワークが豊富であることはご存じでしょうか。
案件によっては特定のフレームワークの経験を求められることもあるなど、どのフレームワークを選び学習していくかはエンジニアにとって重要になります。
そこで今回は、Go言語のおすすめなフレームワークをいくつか、メリットデメリットも合わせてご紹介します。
目次
Go言語とは?
Go言語とは、Google社によって2009年にリリースされたオープンソースのプログラミング言語です。
もともとはGoogle社の課題解決のために開発されたもので、実際にYouTubeなどの開発にも採用されています。
シンプルで可読性の高いコードと処理速度の速さを特徴とし、YouTube以外にもフリマアプリ「メルカリ」など、実際に大規模なシステムでも多く使われている注目の言語のひとつです。
誰が読んでも分かりやすいコードのため、複数人のエンジニアで並行して作業を行うことになっても作業効率が落ちずに開発が行えることから、チームで開発を行う大規模なプロジェクトで採用されているのですね。
Go言語フレームワークとは
そもそもフレームワークとは、開発を効率的に行うために共通するコードに機能性を持たせてまとめた枠組みのことを指します。
Go言語にはこのフレームワークが豊富にあり、これらを利用することで大規模な開発の場においてもプログラムの記述量を減らし効率的な開発が行えるようになるでしょう。
フレームワークを利用するメリット・デメリット
便利なフレームワークですが、利用には次のようなメリット・デメリットの両方があります。
メリット
まずは、フレームワーク利用により得られるメリットです。
- 作業効率アップ
- コードを統一できる
- バグを減らしやすくなる
Go言語のフレームワークを利用することで、コーディングの手間を削減でき、作業効率を上げられるというのが大きなメリットです。
また、チームでの開発の際には複数人でコーディングすることになるため、それぞれのスキルが異なりコードを統一できず、効率が落ちてしまうということがありますが、フレームワークを利用すれば統一性を保てるでしょう。
自力でのコーディングよりバグが出にくくなることもあり、全体として効率よく、スピードを速めて開発することができますね。
デメリット
Go言語のフレームワークを利用するデメリットとしては、以下のようなものがあります。
- フレームワーク利用にも学習が必要
- ものによっては費用が掛かることもある
- 最小限の機能しか実装されていない
デメリットとして挙げられるのは、Go言語の学習だけでなくフレームワーク自体についても学ばなければいけないということです。
まだ市場が成熟していないこともあり情報が少なかったり、英語力が必要になったりと手間がかかることもあり得るでしょう。
また、Go言語がシンプルなことを特徴としている言語でもあるため、フレームワークもほとんどが最小限の機能しか実装していません。
プロジェクトによっては高度な機能が求められ、自分で実装しなければならないケースもあるでしょう。
Go言語のおすすめフレームワーク7選
それでは、ここからは様々なGo言語のフレームワークの中から、おすすめのフレームワークを7つご紹介していきます。
Revel
2013年にリリースされたRevelは、MVCモデルを採用したフレームワークであることが特徴です。
MVCモデルとはプログラムを「モデル(Model)」「ビュー(View)」「コントローラー(Controller)」の3つに分けて管理することで機能を分割して開発ができるモデルのことを指します。
豊富な機能を備えるフルスタックフレームワークとしても知られており、大規模なWebアプリ構築などで用いられていますね。
Gin
2014年にリリースしたGinは、Revel同様長い歴史を持つことから信頼されている、多くの開発者に人気のフレームワークです。
軽量で高速であることを大きな特徴としており、さらにミドルウェアのサポートが豊富なため、信頼性が高く、高速なアプリケーション開発を叶えることができます。
Echo
シンプルで拡張性が高く、Ginを超える機能を持つ軽量なフレームワークとして認知度を高め、注目を集めているのが2015年にリリースされたEchoです。
シンプルで直感的に使えるため学習しやすいこともあり、フレームワーク初心者にも使いやすいため多くの開発の場で採用されています。
負荷の高いアプリケーション開発にも対応でき、特に小〜中規模のWebアプリ開発で用いられていますね。
iris
クロスプラットフォームで、スマホやWebアプリなどどのデバイスでも高速処理を可能とするのがIrisです。
特に効率性が求められる、実行速度を重視した開発で採用されるフレームワークです。
Irisはコミュニケーションサポートが活発であり、バージョンアップも定期的に行われるためトレンドに合わせて進歩しており、最新の開発に合わせて使用できるでしょう。
コミュニティやドキュメントが充実しているため、学習がしやすいのも良いですね。
Goji
Gojiは、軽量さと高速さを特徴とするフレームワークです。
小〜中規模のWebアプリ開発で多く用いられています。
シンプルでカスタマイズ性が高いこともメリットであり、開発したアプリケーションのメンテナンスもしやすくなるでしょう。
また、Net/httpとの互換性があることも特徴ですね。
Beego
2012年にリリースされた歴史の長いフレームワークBeegoは、安定性と信頼性から長く支持を集めています。
開発者が一貫してあらゆる要素を管理できることから、大規模なWebアプリ開発に多く用いられています。
その歴史からドキュメントも充実しており、Go言語のフレームワークを初めて学ぶという初心者にもおすすめのフレームワークですね。
Aero
AeroはWebアプリ開発の効率化のために設計された新しめのフレームワークで、最新の技術を採用して設計されているため、今後の将来性が期待されています。
http/2を使っているためモバイルネットワークでも高速で動作することができ、シンプルなコードで速く効率的に開発を行えるでしょう。
しかし、デメリットとして歴史が浅いため情報が少なく、学習が難しいことがあります。
すでにGo言語フレームワークを用いた開発経験が多くあるという人が、将来性を考えて学習するのが良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、シンプルなコードを特徴に持ち、処理速度の速さから注目されているGo言語での開発をより効率的に行うためのフレームワークについて、おすすめのフレームワークを中心にご紹介しました。
Go言語のフレームワーク利用には学習コストなどのデメリットももちろんありますが、開発をミスなく効率的に進められるという大きなメリットがあります。
ぜひこの記事を参考に、それぞれの特徴を持つフレームワークを有効に活用してm似てくださいね。