Express.js案件の動向|求められるスキルと案件の探し方も

「Node.js」のフレームワークとしてWebアプリ開発の場で用いられている「Express.js」ですが、Node.js での開発に興味がある、Express.js を学んで業務に活かしたいと考えているフリーランスエンジニアの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、Express.js の概要からExpress.js 案件の気になる動向などをご紹介したいと思います。
目次
「Express.js」とは?

Express.jsは、冒頭でもご紹介したようにNode.js のフレームワークのひとつです。
そもそもNode.jsとは、Webページなどに用いられる人気のプログラミング言語、「JavaScript」を動作させる実行環境になります。
ブラウザ上で実行できるJavaScriptをサーバーサイドでも動作できるようにするために必要なのがNode.jsであり、Webアプリケーションやスマホアプリなど、様々な開発の場で利用されています。
そんなNode.js でのWebアプリケーション開発を効率的に行うために活用されるフレームワークが、Express.jsだということですね。
Express.jsの特徴
Express.js は次のような特徴から、Node.js のフレームワークの中でも人気を博しています。
◯軽量性
Express.js は最小限のシンプルな構成であり無駄なものがないため、軽量であるというのが大きな特徴です。
アプリケーションの実行を高速で行うことができ、サーバーのリソース節約にもつながります。
◯拡張性の高さ
Express.js にはミドルウェアの概念があり、柔軟に拡張できるのも特徴です。
Express.js を活用すれば、開発の上で機能の追加やカスタマイズが自由に行えます。
◯エラー処理の統一性
エラー処理を容易にするため、Express.js ではエラー処理が統一されています。
これによってコードが読みやすくなりメンテナンス性が高くなるため、エラーが発生した際の対処がしやすくなります。
Express.js案件の動向|将来性・案件内容・単価相場
そんなExpress.js について、フリーランスエンジニアが気になるのが案件の動向ではないでしょうか。
案件の内容や将来性など、項目ごとにご紹介します。
案件数と将来性
現在、Express.js の案件数はそれほど多くありません。
しかし、Web開発においてJavaScriptの人気は高く、フロントエンドとバックエンドの両方を同様の言語で開発するフルスタックのJavaScript開発も増加しています。
それに伴ってNode.js を使用する企業は増加傾向にあるため、Express.js の将来性も高いと言えるでしょう。
案件内容
Express.js はこれまでご紹介したようにWebアプリケーション開発において用いられるフレームワークのため、案件の内容としても
- Web接客ツール
- チャットボット
- データ管理
といった、社内業務に関連するWebアプリケーションの開発案件が多くなっています。
また、新規の開発案件だけでなくアプリ内サービスの追加開発といった案件も存在します。
単価・報酬
Express.js案件の相場は比較的高く、70万〜90万円ほどとされています。
実際にエンジニアルートに掲載されている案件でも、70万円ほどの案件が見受けられますね。
もちろんスキルや経験によっても単価は異なってきますので、高単価を目指す方は幅広いスキルの習得を目指しましょう。
Express.js案件の受注に求められるスキル

フリーランスエンジニアとしてExpress.js の案件を受注するには、Express.js の知識だけでは難しいでしょう。
Express.js案件では、次のようなスキルが求められます。
Webアプリケーションの開発経験
まず、Express.js の案件の多くはWebアプリケーションの開発案件であるため、Webアプリケーションの開発経験は必須になります。
案件募集をしている企業の多くが、条件としてWebアプリケーション開発の経験やスキルを求めています。
フロントエンドとサーバーサイド両方の経験があると良いですが、特に、Node.js が活用されることの多いサーバーサイド開発のスキルが必要となりますね。
JavaScriptの言語知識
Express.js はNode.js のフレームワークです。
Node.js 自体がJavaScriptの実行環境として開発されたものであるため、Express.js の案件でもJavaScriptの知識は必須となるでしょう。
JavaScriptは幅広く利用される言語であるため、エンジニアとしても言語知識やJavaScriptを用いたWeb開発の経験はしっかりと積んでおくと良いですね。
フリーランスエンジニア向けExpress.js案件の探し方
必要なスキルを身に着けたところで、フリーランスエンジニアが悩むのが案件探しです。
フリーランスエンジニアのExpress.js案件を見つけるには、様々な探し方があります。
クラウドソーシングを利用する
まずは、オンラインで受注ができるクラウドソーシングサイトを利用することです。
クラウドソーシングは利用を始めやすいほか比較的幅広い案件があるため、まだ経験が少ないというエンジニアが実績を積むのにもおすすめです。
SNS・ブログを通して案件を募集する
近年では、ブログやSNSなどから案件につながることもあります。
同業者とも出会いやすく情報交換ができたり、スキルをアピールすることでSNSで募集をかけている案件やクライアントと出会うことができるでしょう。
気軽に始められるため、他の方法と並行して利用することもできますね。
知人やビジネスパートナーから紹介してもらう
会社員時代の知人やコミュニティで出会ったビジネスパートナーなどから紹介してもらうということも可能です。
知人からの紹介であるため、信頼性の高い案件が多いということも大きなメリットですね。
案件獲得のためには、積極的に人脈をつくることも重要になります。
独立前から意識して人脈づくりをすることや、フリーランスエンジニアになってからも勉強会などに参加したりして情報を得ることを心掛けましょう。
フリーランスエンジニア向け案件サイトを利用する
特におすすめしたいのが、フリーランスエンジニア向けの案件サイトを利用することです。
幅広い案件が掲載されている上、エージェントサービスが利用できるため、エージェントが自身のスキルや条件に合った案件を紹介してくれるため案件探しの手間を省くことができます。
特に高いスキルや経験があるという方には、高単価・好条件の案件を紹介してもらえることも多いためおすすめですね。
まとめ
今回はフリーランスエンジニアの方に向けて、Node.js のフレームワークとして人気の高いExpress.js の案件についてその動向や探し方までを詳しくご紹介しました。
まだ案件数の少ないExpress.jsですが、その需要から今後の将来性には期待ができる技術のひとつです。
JavaScriptのスキルやWebアプリケーション開発の経験があるという方は、ぜひ身に着けて案件に活かしてみてはいかがでしょうか。