Javaエンジニアがフリーランスになる方法|仕事内容・収入も解説!

様々な開発の場で利用されるプログラミング言語、Javaですが、Javaをメインで扱うJavaエンジニアの方の中には、ゆくゆくは独立してフリーランスJavaエンジニアとして活躍したいという方もいらっしゃると思います。
今回はそんな方に向けてフリーランスJavaエンジニアの単価や求められるスキル、また未経験からフリーランスJavaエンジニアになる方法など詳しくご紹介したいと思います。
目次
1. フリーランスJavaエンジニアの仕事内容

システム開発やWeb開発、Androidのアプリケーション開発など、多くの開発の場で利用されるJava。
汎用性の高いJavaはフリーランスJavaエンジニアの案件の内容も幅広く、実績のある言語であるため特に大企業などの大規模なシステム開発やAndroidアプリケーション開発が多く見られます。
Web開発においてサーバーサイドと呼ばれるユーザー側ではなくサーバー側での動作などの内部の処理に利用されることもありますね。
具体的には、下流工程と呼ばれる経験の浅いエンジニアからできる実際のプログラミングや、上流工程と呼ばれるシステムの設計まで、その経験年数・スキルに応じて幅広い仕事内容をこなすのがフリーランスJavaエンジニアになります。
大規模な業務システムを扱うため、セキュリティなどの問題もあり在宅案件よりも常駐型の案件が多いのも特徴ですね。
2. フリーランスJavaエンジニアの案件単価・年収相場
Javaは非常に人気の言語であるため、それを扱うフリーランスJavaエンジニアの需要は高く、案件数も多くあります。
さらに実績や安定性を好む大企業がJavaを採用することが多く、大企業からの案件や規模の大きな案件が多くなるために比較的高単価である傾向にあります。
実際の案件単価の平均は、案件情報サイトなどを参考にすると約70万円程度になっています。
しかしこれはあくまで平均であり、中には50万円以下のものから100万円を超えるものまで幅広い案件が見られます。
金額は案件の難易度や求められるスキル・経験年数によって大きく異なるということです。
平均となる単価を年収に換算すると、フリーランスJavaエンジニアの年収相場は約840万円程度となりますね。
もちろん、経験が浅く安価の案件しか受注できなければ400万以下の年収もあり得ますし、逆に実務経験を多く積み高単価の案件を安定して獲得できるようになれば年収1000万円を超えることも可能だということです。
高収入を目指すには、キャリアを積むこととスキルを学ぶことが重要になるということですね。
3. 未経験からフリーランスJavaエンジニアになるには?
フリーランスJavaエンジニアは、未経験から目指すことは可能なのでしょうか?
人気の言語であるJavaはスクールはもちろん教材も豊富にあるため、学ぶ環境は整えやすい言語と言えます。
しかし、フリーランスJavaエンジニアとして案件を獲得するのに必須なのが、実務経験です。
いくらJavaを勉強したからといって、未経験では案件を受注することが難しく、フリーランスとしてやっていくのは厳しいでしょう。
そのため未経験の方は、まずスクールなどでJavaのスキルを得たら、企業に所属して会社員エンジニアとして実務経験を積むというステップを踏みましょう。
企業によっては未経験OKで研修制度などが充実しているところもありますので、そういったところに就職・転職するのもおすすめですね。
そこで3年ほどの実務経験を積みながらスキルアップすることで、フリーランスJavaエンジニアとして成功するための力がつけられます。
また、独立前にフリーランスの働き方を学び収入などの土台を作るために、会社員の内に副業でフリーランス案件を受注してみるのも良いでしょう。
慣れない独立直後に収入がゼロになる不安もなく、基本のノウハウを理解しているというのは成功の大きなポイントになります。
4. フリーランスJavaエンジニアに求められる3つのスキル

幅広い開発に携わるフリーランスJavaエンジニアには様々なスキルが求められます。
必要となる主なスキルは、次の3つになります。
4-1. 開発システムに応じたプログラミングスキル
まずは、多様なシステムそれぞれの開発に対応できるプログラミングスキルです。
業務システムからWeb開発、AndroidアプリケーションなどJavaが採用されるシステムは多岐に渡ります。
幅広い案件すべてに対応するにはシステムごとにJavaを使いこなさなければなりません。
中には、Androidアプリケーションの開発スキルの専門性をより高め、アプリケーション開発を専門で行うエンジニアなども存在します。
4-2. フレームワーク・ライブラリ知識
Javaには、プログラミングで使用する機能をあらかじめ用意したものであるフレームワークや、実装したい機能に必要な部品をまとめたものであるライブラリが豊富にあります。
開発効率を上げ、さらにシステムのクオリティを高めるにはこれらを扱うスキルが必須になります。
例えばWeb開発に多く用いられ拡張性の高い「Spring Framework」など、用意された多数のフレームワークやライブラリの特徴を理解し、使いこなすことで、より効率よく品質の高いシステム開発につなげることができますね。
4-3. マネジメントスキル
前述の通り、Javaの案件には大規模なシステム開発などが多くあります。
大規模なプロジェクトではプロジェクトメンバーとともに業務を進めることになりますが、プロジェクトをスムーズに進めるためにはメンバーやプロジェクトの進捗を管理するマネジメントスキルが必要になってきます。
特に経験を積み高単価の案件を受注できるようになってくると、プロジェクトのリーダー的な立ち位置や要件定義・設計からプロジェクトに関わるといった上流工程の業務を請け負うこともあります。
案件をこなす中で、意識してマネジメント能力を鍛えることが重要です。
5. フリーランスJavaエンジニアの将来性
様々な開発の場で採用されているJavaは今後も需要が無くなるということは考えにくく、フリーランスJavaエンジニアの将来性も高いと言えるでしょう。
新規の需要もまだ高いですが、歴史と実績のあるJavaは現在すでに運用されているシステムの改修や保守運用などの案件も引き続き発生します。
特に安定性を求められるため新規システムへの移行が発生しにくい大規模な業務システムに採用されていることは、今後も需要を高める一因と言えるでしょう。
フリーランスJavaエンジニアとしてさらに需要を高めるためには、設計段階から携わることができ、プロジェクト内外とのコミュニケーションを取ってプロジェクトをまとめられるような、経験豊富なエンジニアを目指しましょう。
上流工程を担当できるスキルのあるエンジニアは多くはないため、様々な現場で重宝されます。
まとめ
今回の記事では、Javaエンジニアとしてフリーランスでの活躍を目指す方に向けて仕事内容や収入などの基本情報から求められるスキルまで、詳しくご紹介しました。
Javaエンジニアの将来性は高いですが、フリーランスとして成功するには日々最新の情報をチェックしながら実務経験を重ねてスキルアップを目指すことが重要です。
まずは副業からでも案件にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。