【2024年】稼げるプログラミング言語10選|スキルの習得方法

スキルアップを考えているエンジニアの方の中には、次はどのようなスキルを習得するのが良いのだろうと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特にフリーランスエンジニアの方は、スキルによって受注できる案件の幅が変わってきます。
より需要が高いスキルを習得することで、効率よく稼ぐことが可能になりますね。
今回はそんな方に向けて、2024年最新の稼げるプログラミング言語をご紹介したいと思います。
目次
「稼げるプログラミング言語」の定義|3つの判断ポイント

ではそもそも、「稼げるプログラミング言語」とはどのようなものを指すのでしょうか。
稼げるプログラミング言語を判断するポイントは、主に次の3つです。
- 年収・単価の高さ
- 案件数の多さ
- 需要と供給のバランス
それぞれを詳しく見ていきましょう。
年収・単価の高さ
まず、単純に年収や単価の高い言語という点です。
単価の高い言語を周到していればひとつの案件で大きな金額を稼ぐことができますので、分かりやすく「稼げる」と言えるでしょう。
案件数の多さ
もう一つ判断できるポイントとして、案件数の多さがあります。
案件が多ければ継続的に安定して案件を受注することができますね。
自ら案件を案件を獲得しなければ仕事がないフリーランスにとっては、特に大きなポイントです。
単純に案件数が多いだけでなく、将来性があるかどうかも考慮しましょう。
将来性が高ければ、案件数の多い状態が今後も長期にわたって続く可能性も高まります。
需要と供給のバランス
需要と供給のバランスも、単価や収入に影響するポイントです。
需要が高い人気の言語でも、扱えるエンジニアが多く供給が多ければ単価がそれほど高くないこともあります。
だからといって扱えるエンジニアが少ない言語を選んでもそもそも需要が少なく、案件があまりないということもあるでしょう。
おすすめなのは、需要が高い、特に将来的な需要が見込まれる中で、先端分野などまだスキルの高いエンジニアが少ない言語のスキルを身に着けることですね。
年収・単価が高いプログラミング言語TOP3
それではここからは、上で紹介した3つの観点から、それぞれに当てはまる言語をご紹介します。
まずは、年収・単価が高い3つのプログラミング言語です。
1位 Ruby
まず、日本の技術者であるまつもとゆきひろ氏によって開発され、国際規格にも認定されているスクリプト言語、Rubyです。
Rubyの平均年収は約600万円、単価は平均70〜80万円ほどとされています。
中には、100万円ほどの案件も存在します。
処理速度の早さと便利なフレームワークがあることから、Webアプリ制作に多く使用されている言語です。
Webからデータを抽出するスクレイピングにも用いられていますね。
人気の言語である他、日本で開発されたため日本語の情報が多く学習しやすい点もおすすめです。
2位 R言語
R言語は統計解析・データ分析に特化したオープンソースのプログラミング言語で、こちらも年収平均が約500~600万円、平均70〜80万円ほどの月額単価となっています。
汎用的な言語というわけではなくデータ解析専門の言語ではありますが、近年注目を集めている機械学習やビッグデータの分野で利用されているため、需要が高まっている言語のひとつです。
将来性の高い分野で利用されているため、その点でも今後稼げる言語であるといえますね。
統計分析の知識も合わせて学習することで、さらに業務の幅を広げ需要の高いエンジニアを目指せるでしょう。
3位 TypeScript
JavaScriptの進化版と言われており、JavaScriptとの互換性の高さが特徴のTypeScriptは大規模なWeb開発、特にGoogle社の標準開発言語となっていることから、Google関連のページの開発などに利用されています。
平均年収は約600万円、単価は平均約75万円ほどとされています。
オブジェクト指向言語のため、Javaなどの同じオブジェクト指向の言語を習得している方にとっては学習しやすいでしょう。
案件数が多いプログラミング言語TOP5

次に、案件数が多いプログラミング言語を5つご紹介します。
1位 JavaScript
JavaScriptは、Webサイトの動的ページやWebアプリなどで多く利用される言語です。
フロントサイドはもちろん、サーバーサイドの開発も可能です。
世界的にも人気の言語であるため、クラウドソーシングサイトでも数百件の案件が掲載されています。
「エンジニアルート」の案件数ランキングでも4位と、多くの案件が期待できます。
JavaScriptは特別な開発環境が必要なくブラウザがあれば手軽に実行できるため、初心者の方にもおすすめできる言語ですね。
Web開発に強い言語であるため同じくフロントサイド開発に用いられるHTML・CSSとともに学習するとより良いでしょう。
2位 C++
C言語の拡張版であるC++は汎用性が高く、様々な開発の場で利用されています。
特に多いのは、大規模な業務システム開発やIoT向けのシステム開発、PCのソフトウェア開発などです。
こちらもクラウドソーシングサイトで500件にものぼる案件が掲載されています。
難易度は高いとされていますが、C言語が使える人にとっては比較的学びやすいでしょう。
汎用的な言語なので、覚えて損はありません。
3位 C#
Microsoft社が開発したC#は汎用性が高く、特に同じMicrosoft社のWindows製品との親和性が高いためWindowsアプリケーションの開発に多く用いられています。
AndroidやiOSなど様々な開発現場に対応しているため需要も高く、クラウドソーシングサイトでも500件以上の案件が掲載されており、「エンジニアルート」の案件数ランキングでも2位と案件数の多い言語です。
人気のゲームエンジンUnityを利用したゲーム開発でも使われているので、ゲームの分野に興味のあるエンジニアは特に習得しておくと良いでしょう。
4位 PHP
PHPもJavaScriptと同様、Web開発に強い言語です。
大きな特徴としては、HTMLに埋め込んで混合して使うことができる点がありますね。
有名なサービスであるWordPressにもPHPが使われているなど人気も高く、案件数も多い言語です。
クラウドソーシングサイトでも300件ほどの案件が掲載されており、「エンジニアルート」の案件数ランキングでも5位となっています。
比較的難易度が低いと言われており、学習コストが低いのも新たなスキルとして習得するにはおすすめのポイントですね。
5位 Java
Javaは、C言語をベースにつくられた汎用プログラミング言語です。
C++、PythonとともにGoogleの三大言語にも数えられるなど、非常に人気と需要の高い言語となっています。
そのためクラウドソーシングサイトでも300件近い案件が掲載されており、「エンジニアルート」の案件数ランキングではなんと1位となっています。
Webサービスやスマホアプリ、企業のシステムなど様々な開発で用いられており案件数も非常に多いですが、人気の高い言語で扱えるエンジニアも多くいます。
高単価の案件獲得には、より高いスキルが必要となるでしょう。
高需要でありながらエンジニアが少ないプログラミング言語TOP4

次に、需要と供給のバランスの観点で稼ぎやすい、需要が高く扱えるエンジニアが少ない言語が以下の4つです。
1位 Go
まずは、2009年にGoogle社によってリリースされたオープンソースのプログラミング言語、Goです。
Goは生産性や拡張性を高めることを目的として作られているため、軽量な並行処理と高速な処理を特徴としています。
シンプルな文法で初心者にも学習しやすく、複数人で行う大規模なシステム開発や複雑なシステムの開発に多く利用されていますね。
比較的歴史の浅い言語であるためまだ高いスキルを持つ経験者の数は少ないですが、処理速度などのメリットから徐々にシェアを広げており、将来的な需要が見込める言語と言えるでしょう。
2位 Kotlin
Google社が2011年にリリースしたプログラミング言語であるKotlinは、2019年にはAndroidアプリケーション開発の推奨言語として発表され、Android向けのスマホアプリ開発の現場で高いシェア率を誇っています。
こちらも歴史が浅い言語のため、扱えるエンジニアの数は比較的少ないでしょう。
スマホアプリ市場は今後も拡大することが予測されるため、需要もさらに高まることが考えられます。
人気の言語、Javaとの互換性が高く、よりシンプルなコードであることが特徴です。
JavaやC++などの言語と雰囲気が近く、これらを習得している人にとっては学習しやすい言語のため、Javaのスキルと合わせて付加価値をつけたいという方などは特におすすめですね。
3位 Swift
SwiftはApple社が開発したオープンソースのプログラミング言語で、同じApple社製品のiOS・Mac向けのアプリ開発に特化した言語となっています。
iOSを搭載したiPhoneのシェア率が高い日本では、iOS向けアプリの開発需要も必然的に高くなっています。
2014年に登場した言語であるため比較的新しく、エンジニアの数も多くないでしょう。
現在iOSアプリの開発案件には必須といってよい言語ですので、今後もApple社製品の需要が伸びていくことを考えると将来性の高い言語とも言えるのではないでしょうか。
4位 Python
PythonはGoogleの三大言語のひとつにも数えられており、InstagramやYouTubeなどの著名なサービスにも利用されている人気の言語です。
Web開発のほか、近年ではビックデータやAI、人工知能の分野でも注目されており、今後もさらに需要が高まることが予想されます。
利用される分野が先端分野であるため、まだ高い知識やスキルを持つ人が少なくなっています。
そういった先端技術を扱う開発案件は比較的単価も高いことが多いため、最新テクノロジーに興味のある方には特におすすめですね。
【2024年総合】稼げるプログラミング言語TOP10
ここまで、ポイントとなる3つの観点から稼げるプログラミング言語をご紹介しました。
紹介した3つのポイントを総合した、2024年最新の稼げるプログラミング言語TOP10がこちらです。
1位 | Ruby |
2位 | Python |
3位 | C++ |
4位 | R言語 |
5位 | TypeScript |
6位 | PHP |
7位 | Go |
8位 | Swift |
9位 | Kotlin |
10位 | JavaScript |
1位は、案件単価・年収の面でも挙がっていたRubyです。
単価が高いのはもちろんですが採用される幅も広く、スクレイピングでの活用など今後さらに広がりを見せることが予測されるデータ分析といった分野での活躍も期待できるということが理由です。
2位のPythonも近年人気の高まっている言語であり、ビッグデータやAIなど先端分野で特に注目されています。
C++はその汎用性の高さが強みで、案件数が非常に多いためC++を扱えるエンジニアは様々な現場で活躍できるでしょう。
このように、稼げるプログラミング言語かどうかは単価・案件数・将来性・需要と供給のバランスなど様々なポイントを兼ね備えているかで判断できます。
また、常に最新の情報をチェックすることも大切です。
ぜひこのランキングを参考にプログラミング言語を習得し、稼げるエンジニアを目指してくださいね。
プログラミング言語の習得方法
スキルアップとして新たなプログラミング言語を習得するにはもちろん学習が必要です。
基礎的な知識を習得するには、プログラミングスクールなどを利用する方法と参考書などを利用して独学で学ぶ方法の2つがあります。
難易度や資料の数など、言語によってもどちらの方が学習しやすいかは変わってきます。
より自分にあった方法で学習しましょう。
また、基礎的な知識が身についたら実務のためにより実践的な知識を習得することが重要になります。
実践的な知識を効果的に得るためには、フリーランスエンジニア向け案件サイトを利用して実際に現場で案件をこなし、経験を積んでいくことが大切ですね。
まとめ
今回の記事ではスキルアップしてより効率的に稼ぎたい!と考えているフリーランスエンジニアの方に向けて、2023年版の稼げるプログラミング言語10選を紹介してきました。
新たなスキルを習得し、またそれを仕事に活かしていくためには十分な学習と経験が重要になります。
この記事を参考に学びたい言語を決めたら、早速学習をはじめて実際に案件にチャレンジしてみてくださいね。