エンジニアはクラウドソーシングで稼げる?高収入を得るコツも

テレワークの広がりとともに注目を高めているクラウドソーシング。
エンジニアとして働く方の中にもクラウドソーシングを利用して副業をはじめたり、フリーランスとして働きはじめたり、といった方や、これからクラウドソーシングを利用しようと考えている方も増えてきているのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、エンジニアのクラウドソーシング利用のメリット・デメリットや稼ぐためのコツまで、詳しくご紹介したいと思います。
目次
そもそも「クラウドソーシング」とは
そもそもクラウドソーシングとは、企業などがインターネットで不特定多数に向けて業務を発注する業務形態のことを指す言葉です。
オンライン上で発注者が受注者に業務を委託するという新しい働き方で、インターネットが普及した現代で広がりを見せています。
基本的には発注者がクラウドソーシングサイトに掲載した業務に受注者が応募し業務を委託され、仕事が終われば代金が支払われるというシステムになっています。
隙間時間に気軽にできるアンケートなどの仕事をはじめ、エンジニアの方がそのスキルを活かせる仕事もあります。
発注者は企業が主ですが、受注者としての利用者にはフリーランスや自宅での仕事を探す主婦(主夫)や学生だけでなく、副業探しに利用しているサラリーマンも多くいます。
受注者は自分に合った業務を場所や時間問わず引き受けることができ、企業は低コストで業務を委託できる便利なシステムですね。
エンジニアがクラウドソーシングを利用するメリット3つ&デメリット2つ
エンジニアが受注者としてクラウドソーシングを利用することにはメリットも多くある反面、デメリットもあります。
それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット(1)すき間時間を有効に活用できる
クラウドソーシングの最大のメリットと言っても良いのが、時間に縛られずに業務を行えることではないでしょうか。
オンラインでのやりとりが基本であり、仕事量の調節も自分でできるため、場所も時間も選ばずに自分のライフスタイルに合わせた仕事ができます。
企業に所属するエンジニアの方でも平日の夜や休日の空いた時間など、副業としてすき間の時間にクラウドソーシングを利用して、さらなる収入を得ることが可能なのです。
メリット(2)幅広い案件から好きな案件を自由に選べる
インターネット上に掲載された様々な案件の中から、やりたい案件を自分で自由に選べるということもメリットのひとつです。
クラウドソーシングでは、募集されている案件に受注者が応募・提案するシステムであるため、自分で好きな案件を選んで応募することができます。
自分の得意な業務やスキルを活かした仕事を選ぶこともできますし、新たな仕事にチャレンジするのも良いでしょう。
未経験者OKの案件や初心者でも取り組みやすい難易度の低い案件も多く掲載されているため、チャレンジしやすい環境なのもポイントですね。
インターネット上で気軽に応募し、スムーズに受注できるのも魅力です。
メリット(3)実績やスキルをよりアピールできる
クラウドソーシングでは、受注して業務をこなすことで実績になっていきます。
サイトごとのアカウントで受注実績がつくため、案件を終えるたびにアカウントの信頼度も上がっていきます。
発注側にも分かりやすい実績となるため、実績を積めば積むほど営業活動の必要性もなくなっていき、より高単価の案件も受注しやすくなります。
スキルを持つエンジニアはそれを活かして業務を受注していけば、自身の持つ実績やスキルを明確にできるだけでなく、様々な案件をこなした分、受注効率もアップしていくことができるのです。
デメリット(1)コミュニケーションがうまくとれない可能性がある
インターネット上でやりとりができることには前述のようなメリットもたくさんありますが、それによるデメリットも存在します。
クラウドソーシングではオンラインのチャットなどのみでのやりとりになるため、コミュニケーションがうまくいかないことがあります。
コミュニケーションが取りづらいことでやり取りの中で齟齬が生じてしまったり、業務でも発注者がどんな人物なのか、どんな企業なのかが掴みにくく、求めている品質や成果物が分かりにくいといった影響が出てしまう可能性があります。
ビデオ通話などのサービスを利用できるクラウドソーシングサイトもありますので、チャットでのやりとりなども含めて円滑なコミュニケーションがとれるように心がけましょう。
デメリット(2)安定した収入を得にくい
企業に所属して決まった給料をもらう形態と異なり、クラウドソーシングは仕事を受注・納品し、それに対して報酬が支払われる仕組みになっています。
そのため、毎月安定した収入を得るということが難しくなります。
実績のないうちは単価の安い案件も多くあり、クラウドソーシングサービスを運営する企業が仲介をしてはいますが、報酬が相場と見合っているかなどもはじめは判断しにくいため、始めたばかりで高単価の案件を獲得するのは難しいでしょう。
そもそも、常に安定して仕事を受注できるとも限りません。
後に独立を考えていたとしても、まずは会社員としての収入を得ながらクラウドソーシングにチャレンジして、リスクを抑えながらコツをつかむのも良いでしょう。
エンジニアがクラウドソーシングで稼ぐためのコツ

では、安定して収入を得るのが難しいと言われるクラウドソーシングで、エンジニアが稼ぐためにはどのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。
クラウドソーシングで稼ぐためのコツを3つ、ご紹介したいと思います。
プロフィールを充実させる
まずはプロフィールを充実させることです。
発注者が委託先を決める際、参考にするのが応募してきたユーザーのプロフィールです。
プロフィールを確認して過去の実績や持っているスキルを把握することで仕事を任せるかの判断をしています。
依頼の決め手になるような、魅力的なプロフィール作りを心がけましょう。
持っているスキルや自分の得意とすることなどをしっかりアピールするのはもちろんのこと、ポートフォリオを作成して記載することでより具体的な評価に繋げましょう。
比較的簡単な案件からこなし、そのクラウドソーシングサイト内での実績・評価を積み上げておくことも信頼を得るにはおすすめです。
実力に見合った案件を受注する
自分の実力などに合った案件を選んで受注するということも大切です。
実績のために、と他の類似案件と比べて安すぎると感じる案件を受けてしまい損することや、逆に専門知識や実績を必要とする実力に見合わない案件に応募して受注できないことが続いたり、ということがないように、適切な案件を選びましょう。
安定して収入を得たり、実績にするために継続案件を探し、信用を得て長期の受注に繋げることもポイントです。
得意分野をつくる
様々な案件をこなし、ある程度クラウドソーシングに慣れてきたら自分の得意とする分野を見つけるのも良いですね。
業務上のスキルはもちろん、趣味やこれまでの経験が活かせる案件まで、色々な分野の案件が集まるのがクラウドソーシングです。
自分の趣味や得意なこと、持っているスキルなどを一番活かせる分野はどれなのかを見極め、その分野に特化して案件の受注をして実績を積みましょう。
その分野の案件を持つクライアントが、さらに仕事を依頼しやすくなるきっかけになります。
まとめ
今回の記事では、クラウドソーシングの利用を考えているエンジニアの方に向けて、クラウドソーシングの概要から利用するメリット・デメリット、またクラウドソーシングで稼ぐためのコツまで詳しくご紹介してきました。
クラウドソーシングに慣れ、ある程度スキルを習得して得意分野を見つけることができた方は、幅広い業種の案件が掲載されているクラウドソーシングから案件を獲得するのではなく、エンジニア向けの案件情報サイトを利用するのもおすすめです。